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2019年05月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
     令和の朝はスズランの日

ほんのりと香るすずらんは令和の初日を飾る
フランスではスズランの日とか…
孟夏の美しい緑が新しい年を祝っている
         













投稿日 2019年05月01日 12:23:45
最終更新日 2019年05月01日 12:23:45
修正
2019年04月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
 桜咲く

   ガラスのティ―ポットに咲き誇るのは
            熱海から春を届けに来た大島桜
















投稿日 2019年04月01日 21:54:00
最終更新日 2019年04月01日 21:54:00
修正
2019年03月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
一針一針愛おしく刺し進めた立雛  今年の桃の節句 今年のおひなさま
投稿日 2019年03月04日 21:54:10
最終更新日 2019年03月05日 11:41:31
修正
2019年02月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
         春間近


今年の立春は2月4日。
その前日が節分となる。
季節の分かれ目ということだ。
何かと新しい季節を迎えるには支度が要る。
炒り豆もその一つだ。
本来は節分の日暮れ前に炒り豆を作り
夜になって 鬼は外〜 福は〜内 …
雨戸を閉める前に家中の部屋を撒いて歩く。
家長の仕事だった。

もうすぐ 春が来る。

投稿日 2019年02月01日 13:48:33
最終更新日 2019年02月01日 13:48:33
修正
2019年01月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
恭頌新禧  己亥

        己亥の朝

  本年も宜しくご厚誼賜りますよう願い上げます

     
    
投稿日 2019年01月01日 0:03:18
最終更新日 2019年01月01日 0:03:18
修正
2018年12月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
      師走


今年もこんな季節の飾りをする時期になった。
師走の風は暖かくどうもピリッとこない。
投稿日 2018年12月02日 16:54:54
最終更新日 2018年12月02日 16:54:54
修正
2018年11月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
今年の台風で青梅街道街路樹は塩害なのだそうな…
銀杏並木の南側の葉はほとんどなく
残ったものも葉の縁が茶になっている 
金色に輝く銀杏の街路樹は見られるだろうか。



          紅葉する

色づく姫沙羅はひっそりと三余堂の庭で紅葉の支度をしている。










投稿日 2018年12月02日 17:06:35
最終更新日 2018年12月02日 17:06:35
修正
2018年10月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
住宅の国勢調査?

住宅と土地の一斉調査が行われている。

ひどい嵐の中、対面調査のために何度も足を運ぶ調査員。
あまりのすれ違いに、調査員は解答用紙をポストに入れていく。
当方、とっくにネットで回答が済んでいるのに。
役所はネット回答で調査員の軽減を考えているようだが、どういう連携になっているのだろうか。 
却って 無駄をつくって…  









投稿日 2018年10月03日 13:02:53
最終更新日 2018年10月03日 13:02:53
修正
2018年09月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
あぁ〜 月を観る月になった

     月の季節へ

       とはいえ、まだまだ暑い
投稿日 2018年10月03日 13:25:46
最終更新日 2018年10月03日 13:25:46
修正
2018年08月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
ごくごく近隣に見つけた夏休み。
早朝、一時間程開園する。
住宅の中ある小さな小さなブルーベリー園。

酷暑の八朔

老婦人がウォーキング帰りに摘みに来る。
アイスクリームのお供なのだそうだ。

投稿日 2018年08月02日 13:24:18
最終更新日 2018年08月02日 13:24:18
修正
2018年07月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
暑中お見舞い申し上げます

例年ならまだ梅雨明け前なのに 今年は早くも暑中伺いを!
今からこれでは先が思いやられる文月のスタートである。


暑中お見舞い申し上げます

今日の花が松葉菊だというが、暑苦しさが押し迫るように咲き誇っている。








投稿日 2018年08月02日 13:08:44
最終更新日 2018年08月02日 13:08:44
修正
2018年06月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
ビジョウヤナギ

三余堂の庭で花をひらいたビジョウヤナギ。
「美女柳(びじょやなぎ)」
 「美容柳(びようやなぎ)」とも呼ばれている。
美しい花と柳に似た葉を持つ中国原産の低花木だ。


太液の芙蓉未央の柳此に対ひて如何にしてか涙垂れざらむ

と、長恨歌の一節に楊貴妃の美しさをこの花にたとえている。
未央宮殿の柳を楊貴妃の眉に喩えた 未央宮の柳、≪美容柳≫の情景である。





観世九皐会6月定例会 6月10日(日)
矢来能楽堂にて 三余堂 能『蝉丸』を勤める






投稿日 2018年06月02日 13:25:46
最終更新日 2018年06月02日 13:25:46
修正
2018年05月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
甍の波と雲の波

皐月の空に雄々しい姿を見せる鯉幟   逆風が吹いて初めて空を泳ぐ鯉幟
端午の節句に我が子の成長 ご加護を天の神様にお知らせする鯉幟
            


         甍の波と雲の波

    屋根より高いはずの鯉幟はベランダで何とか泳いでる





投稿日 2018年05月05日 8:51:30
最終更新日 2018年05月05日 8:52:04
修正
2018年04月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
春暁


春暁     孟浩然
春眠不覚暁   春眠 暁を覚えず
処処聞啼鳥   処処啼鳥を聞く
夜来風雨声   夜来風雨の声
花落知多少   花落つること知る多少


適度な日差しを感じる春、人が布団の中で心地よく感じるのは6℃から15℃くらいとか。
寒さからの解放で体の緊張は緩み、心地良い眠りに誘われる季節となった。


投稿日 2018年04月13日 9:11:00
最終更新日 2018年04月13日 9:11:26
修正
2018年03月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
納戸でか屋根裏でか 六十数年生き延びた一枚の色紙
焼けてシミが出て それでも弥生の玄関は華やぐ

     今年のお雛さま 雛人形















投稿日 2018年03月01日 0:00:00
最終更新日 2018年03月01日 0:00:00
修正
2018年02月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
春の支度その一
      春の支度
投稿日 2018年02月02日 21:48:44
最終更新日 2018年02月02日 21:48:44
修正
2018年01月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
     恭頌新禧
     

      今年は戊戌
  本年もよろしく
      ご厚誼の程願い上げます

投稿日 2018年01月01日 0:35:12
最終更新日 2018年01月01日 0:35:12
修正
2017年12月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
いよいよ師走 

侘助咲く 今年もいよいよ師走
投稿日 2017年11月30日 12:25:48
最終更新日 2017年12月01日 9:45:37
修正
2017年11月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]


         こんな風に盛り付けられても…
戸惑うように整然としたおでんの具
こんな風に盛り付けられても…
木枯らしの晩はそんな事はどうでもよくなる
投稿日 2017年11月21日 11:10:41
最終更新日 2017年11月21日 11:11:08
修正
2017年10月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
終活という言葉にも慣れてきた昨今、デジタル遺品とは… 
スマホや携帯、パソコン、タブレットといった端末情報やその中身、
所謂データというもので、写真もあれば手紙もある。なんといっても仕事の書類がある。
他に インターネットを利用するときに結ぶ契約。アカウントという代物。
能楽さんぽの記事の如き、ネット上に書き込んだ投稿、
あぁ、ネット口座をお持ちの御仁もあろう。
IDにパスワードと現状でも管理が煩わしいのだが、これらの個人情報が遺品になると
さぁ どうなる…
もっともこの“デジタル遺品” という言葉。
最近生まれた俗語とやらで、明確な定義はないというが、故人が残していった持ち物で
デジタルの環境を通してしか実態が掴めないものなんだそうな。



古田雄介著 ここが知りたい!デジタル遺品デジタル遺品って(株)技術評論社発行2017 08 19 初版


ふぅーむ。兎も角きちんと始末しておかないと、ネットの漂流物で済めばいいのだが。






投稿日 2017年10月01日 0:00:00
最終更新日 2017年10月01日 0:00:00
修正
2017年09月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
休筆致します



早くもこんな季節     休筆広告

観世九皐会9月定例会 9月10日(日)13時
  於 矢来能楽堂
 能『菊慈童』 三余堂勤める

投稿日 2017年09月01日 0:02:56
最終更新日 2017年09月01日 0:02:56
修正
2017年08月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
休筆広告


   今日は八朔 間もなく立秋を迎え
   残暑見舞いとなる
これからが いよいよの暑さ














投稿日 2017年08月12日 9:34:02
最終更新日 2017年08月12日 9:34:02
修正
2017年07月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
休筆致します

休筆広告
投稿日 2017年06月30日 20:45:11
最終更新日 2017年06月30日 20:45:11
修正
2017年06月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
暫くの間休筆致します!

放送ご案内

今月18日(日) NHK FM午前6:00〜午前6:55 FM能楽堂
三余堂シテによる《頼政》の放送ご案内まで


放送御案内


2007年5月鵞毛庵記事 頼政
投稿日 2017年06月01日 15:51:35
最終更新日 2017年06月01日 15:51:50
修正
2017年05月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
休筆致します




端午の節句のお飾りは包装紙の大将兜 休筆広告
投稿日 2017年05月01日 0:19:46
最終更新日 2017年05月01日 0:19:46
修正
2017年04月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
相変わらずの休筆広告

 聞早鶯         白楽天詩      
  ソウオウヲキク
  
日出眠未起  ヒイズルモネムリテイマダオキズ
屋頭聞早鶯  オクトウソウオウヲキク ……


   休筆致します

岩波文庫の白楽天詩選を手に居眠りをする
投稿日 2017年04月01日 11:44:19
最終更新日 2017年04月01日 11:44:22
修正
2017年03月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
メンテナンスの為休筆致します

 これもお雛様か…  休筆広告
投稿日 2017年03月01日 0:20:44
最終更新日 2017年03月01日 0:20:44
修正
カテゴリ : [案内望遠鏡]
メンテナンスの為休筆致します



今年の雛人形  休筆広告

昨年の雛人形は上巳の節句
投稿日 2017年03月01日 0:20:44
最終更新日 2017年03月01日 0:20:44
修正
2017年02月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
メンテナンスの為
     休筆致します



休筆広告
 昨秋、吉川弘文館から興味深い本が発行。
 当世の教科書事情、大きく変わる歴史への認識を知る。
 室町時代もしかり。
 学校教育での室町文化の取り上げ方は、
 昨今、小中学校での“能についてのレクチャー”が
 求められている事を示している。
 機会があったらご一読を。


         
投稿日 2017年02月01日 0:22:29
最終更新日 2017年02月01日 0:22:29
修正
2017年01月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
恭頌新禧

      春の訪れをお慶び申し上げます。
      メンテナンスの為しばらく 休筆致します。

     
      新年のご挨拶


管理担当の修正が効きませんので この項にて取敢えず修正致します。
本年より五木田三郎儀、諸活動にて、戸籍名小玉三郎と致しました。
今後ともご厚誼賜ります様よろしく願い上げ ます。



投稿日 2017年01月01日 8:48:43
最終更新日 2017年01月01日 21:41:49
修正
2016年12月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
広告

管理担当等 メンテナンスの為休筆致します休筆広告
投稿日 2016年12月01日 0:11:30
最終更新日 2016年12月01日 0:11:30
修正
2016年11月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
公告

   管理担当等、メンテナンスの為休筆致します。


          休筆広告
投稿日 2016年11月01日 0:00:32
最終更新日 2016年11月01日 0:00:32
修正
2016年09月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
どうも暑いばかりが原因でな、くこのサイトもメンテナンスをしっかりと考えないとバテ気味である。
2006年10月から10年、チョコチョコ問題を解決しながらの“あちこちさんぽ”で、面白いことに
出会ったものである。

張猛龍の話もその一つだが、このところ、どうもすんなり記事掲載にならない。
慌てるから余計に上手くいかない。
ここいらで この連鎖を切って整理整頓してみようと思った。

今更驚くべからず!
現在の機器に初心者として立ち向かおう。スマホもタブレットもあるのだから。
まっ、結局元のPCに立ち戻りそうな気がするのだが。
MacもWindowsXPもVISTAも7も8も、8.1も使って、今や10の時代。
もう一度取扱説明書、トリセツを読み直して〜と。
尤も、最近は分厚いトリセツなど作るところは何処もないが。
まっ、ともかく、何とかメンテナンスを!記事はしばしの棚積みである。

       その間は月一度、10年前を辿ってみるか…  しばし 棚積みの弁。   三余堂



  

平成28年9月4日(日) 午前6:00〜
NHK−FMにて 素謡『草子洗小町』 シテ観世喜正のワキを三余堂勤める











投稿日 2016年09月04日 8:34:55
最終更新日 2016年09月04日 8:35:05
修正
2016年08月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
 
卵からならぬ 本から生まれる! 恐竜の赤ちゃん


恐竜の赤ちゃん あぁ〜 育ったぁ!









投稿日 2016年08月01日 18:02:52
最終更新日 2016年08月01日 18:03:01
修正
2016年07月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]


夏の風物詩
 〜今年もまもなく朝顔市〜

   今年の文月の趣

陰暦七月の異称は文月で、ふづき、ふみつき、などと読む。
秋の季節を運んでくるという事になっているが、実際の七月初めは梅雨明け前である。
昨今はその上、いやに暑い。摂氏三十度を軽く超え、極端な夕立が雷と共に襲ってくる。
日傘の影が薄物の着物を包むのを拝むなんぞは、とても無理だ。
暑さも然り乍ら、バケツをひっくり返したような突然の雨にあったらたまらぬだろう。
軒下の吊忍にガラスの江戸風鈴も、そんな雨には取り込まなければ悲惨な状況になる。
ただただ、暑いばかりの趣のない夏になってしまったなぁ。と、蚊やりに火をつける。
どっこい、この渦巻の蚊取り線香は古めかしいようだが、人気者だという。
入谷の朝顔、浅草のほうずき市以外にも、各地でそれらの市がたって夏を知らせる。
あぁ なつだねぇ〜 なんて言いながら、団扇で蚊を追いながら冷えたビールでも
スイカでも口にしてみたい。
熱帯雨林はこんな雨が毎日降るのかねぇ〜 なんて言いながら窓をぴしゃりと閉めて
涼しい空調の下、熱い茶をすすっているんじゃぁ…  夏の趣は何処へやら



どうも最近ネット回線の不都合に振り回されるのでいささか辟易。
まっ ルーターも幾分ロートルになり、ここいらでテコ入れを考慮中。
そんな訳で記事も不規則掲載になりがち。 とは言え、ポチポチと、
間延びしつつの、これまた間をうねりながらの、と、参ろうと存ずる!
やるまいぞ やるまいぞ。 やるまいぞ やるまいぞ。













投稿日 2016年07月06日 0:39:02
最終更新日 2016年07月06日 0:39:57
修正
2016年06月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
陽気の具合だろうか。頭は重く目も霞み、やれやれと思いながらも図書館へ。
玄関で出迎えるのは図書館員の渾身の作品、今月のお勧めコーナーである。
手招きをしているのはA5版サイズのオレンジ枠に男女の横顔。 
“近くばよって目にも見よ!”  “富山の置き薬ケロリンなり。”
そうだ ケロリンがそのままに表紙となっている本が呼んでいる。
茶色の粉の中に、きらきらと透明に光るものが混ざった鎮痛剤のケロリン。
如何にも苦く、薬効あらたかそうな粉薬が、ハトロンの薬包紙に包まれていたっけ。
蜜柑色の枠に男女の横顔、黒でケロリンと書かれたタバコ大程の袋に入っていた。
それが大きく化けて 図書館の正面でこちらを待構えているのだ。
調べ物を済ませたら、一寸手にしてみよう。


この大きな頭痛薬はあのニッキの味を彷彿とさせる。
ミステリーの早川書房が出した 《昭和レトロ商店街》という本だ。
ケロリン、正露丸、グリコのキャラメル、赤チンに都こんぶなど、懐かしさを覚え
時代を超えて愛されてきた品々を巡るコラム集だった。
著者は庶民文化や昭和レトロについて造詣が深い、町田忍氏である。

目次には “ケロリンとは何か、” “黄色いケロリンおけ” と続く。
ケロリンを販売する内外薬品は1902年創業の富山の製薬会社。
会社は紆余曲折があったものの、1925年に液体しかなかった鎮痛剤を携帯や保存を考えて
粉末の開発に挑戦。 試行錯誤の末に 舶来のアスピリンに生薬のニッキを混ぜ、
全く新しい鎮痛剤が開発されたという。 
ケロッと痛みが取れる!それで “ケロリン”。
すぐに評判となるほどの人気だったようで、ケロリ、ヒロリン、ケロゲン、ケロール等々
あやかり商品名が出るわ、出るわ。 似て非なるパッケージのあやかりケロリン大氾濫。
それらを押さえ抜き、商標問題で戦い、今も変わらぬ姿で販売されているのだから信奉者、いや
後援者といったらいいのか、いやいや、ただただ 効くのだ。
 

オレンジ枠の中に頭痛の婦人と笑顔の紳士を見るだけで 充分鎮痛効果を発揮。
重い頭が少しは楽になったので、この本も借りて帰ろう。
挟まれたままの貸出シートが出てきた。 日付は2010年5月30日。
奇しくも六年前の同日。 
梅雨入り前は誰しもこの本に引き寄せられるのだろう。


黄色いケロリンおけはネットでも売られている人気者だ ケロリンの季節










投稿日 2016年06月01日 23:23:25
最終更新日 2016年06月01日 23:23:25
修正
2016年05月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
薫風の候…と挨拶する季節が巡ってきた。 まもなく立夏となる。
フランスでは五月の初めの日は鈴蘭の日。過去には何度か記事にしているので
今年の五月は同じ蘭でも日本原産の海老根蘭をご披露。
三余堂の庭でひっそりと花を咲かせて孟夏を知らせている。

エビネ蘭には春咲きだの夏咲きだのがあり、春咲きエビネの代表がいわゆる、ジエビネ。
ジエビネは、かつては、北海道から沖縄にかけての広い地域にたくさん自生していた原種。
最も一般的な種類で、雑木林や、松林、竹林などに下草として自生していたそうである。
昭和四十年代は里山でも沢山見られたというが、採取と開発により現在ではとても無理のようだ。

日本原産の海老根蘭、ジエビネは落葉広葉樹の落ち葉が厚く積もった場所に群生して、
春になると株の中心から花茎が立ちあがる。 その地下では球根のような根茎が曲がって連なり、
エビの背のように見えて、毎年増えていく。 エビネは同じ場所に生えるほかのエビネ類と自然に
交雑しやすいそうで、さまざまな雑種が登場するという。
丈夫でがっしり黄色の花をつけるキエビネというのがある。
一方、ジエビネはと云うと、品は良いが緑の下草に埋れそうな地味な風である。
それらが長い時の末に交雑したのか、三余堂では一寸違った顔の花を見せるようになった。
何時の頃からか… 兎も角 気づくと似て非なる花が咲くようになったわけだ。
そもそもが、日本の広い範囲に分布するため、同一種でも自生地の気候や環境の違いで外観に
もかなりの変化が見られるというのが海老根蘭だそうである。


海老根蘭
黄色のキエビネ キエビネとジエビネの交雑かと思われるタカネエビネ  白く見えるのがジエビネ 


今や野生の蘭エビネは自生を許されず、庭で地植えというより、鉢植えで育てられる愛好家たちの
鑑賞の花になったと云うことなのだろうか。
エビネを扱う専門店では、交配種どうしを掛け合わせた、眩いばかりの華麗な園芸種が売られている。








投稿日 2016年05月01日 0:24:57
最終更新日 2016年05月01日 0:24:57
修正
2016年04月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
皇居乾門は桜をめでる為に人が多く集まった。
どうも今年は華やかに咲き誇る感じではなく、今一つ不満足に思いつつも 
花が目に映ればなんのその。この季節の喜びを見知らぬ人々と分かち合うことになる。
実は開花具合の都合で皇居の乾通り開放が延長になったとか。

御所乾門の近く 国立公文書館では平成28年春の特別展が二日からはじまる。
《徳川家康―将軍家蔵書からみるその生涯―》 と銘打ち、家康さんの書物好きの生涯を
所蔵資料から辿ろうというのだ。 今年は徳川家康が元和2年に駿府城で死去してから四百年。
大変な読書家であり、しかも収集家であったという。戦国一の蔵書家は儒学に関する書物などの
漢籍、要するに海外書を大陸から大量に集めていたそうだ。

幕府の役職には書物奉行なるものもあったという。
その奉行所では江戸城の紅葉山文庫の管理、図書の収集、分類、整理、保存、調査
といった 《図書館のお仕事》 をしていた。
この図書館、紅葉山文庫は江戸に幕府が開かれる前年、慶長7年(1602)に、家康さんが
貴重書を収蔵する文庫を創設した。家康さんちの本棚である、将軍の図書館誕生。
書物奉行の職は3代将軍徳川家光が設けた。寛永16年(1639)、江戸城紅葉山の麓に書庫を
新設し、以後、将軍の図書館が、紅葉山の御文庫と呼ばれるようになるという次第。
歴代の将軍や幕府の高官、学者等は、資料を文庫から取り寄せ研究、とりわけ積極的に
紅葉山文庫の資料を利用したのは徳川吉宗で、「享保の改革」の随所に活用したという。

書物奉行は、ご存知お芋の儒学者 青木昆陽、天文暦学の天文方 渋川敬直。
千島列島、択捉島を探検して「大日本恵土呂府」の木柱を立てたという 近藤重蔵などが
務めた。 この近藤重蔵は、和漢の書物を精力的に研究して紅葉山御文庫の蔵書来歴を
明らかにし、豊富な知識をもとに貴重書を鑑別、その保存の仕方や取扱いを改善したそうだ。
紅葉山御文庫の貴重書が、今日良好な状態で保存されているのは、近藤重蔵の功績に
負うところが大きいとのことである。蛇足ながら近藤重蔵は火付盗賊改方として 幕府に
勤務したことがあり、文化のルツボのような図書館の親分、お奉行様にはなかなか面白い
人材が起用されていたのだ。  書物奉行の配下には勿論、同心がいたのだそうで…
名実ともに 徳川家康さんの幕府経営にとって重要な柱だったろう、文庫は慶応2年(1866年)に
廃止されたというが、明治維新後、紅葉山文庫の蔵書は新政府に引き継がれ、今日その多くを
国立公文書館が所蔵している由。

今回「徳川実紀」の展示がある。 正式には御実紀(ごじっき)と云うのだそうだ。
これは 林述斎(はやしじゅっさい)らにより編纂された徳川幕府の正史である。
家康から十代家治に至る歴代将軍の治績を記してあるものなのだが、どちらかというと、
付録の逸話が面白い。きちんと付録としてまとめられ、全485冊で、天保14年(1843)に
完成ということだ。 江戸期の式楽としての能の様子はこの徳川実記によって色々と知る
ことができる有り難い資料である。 もとより幕府の正史なのだから 当然、お抱えの能役者の
身分、扶持の管理をはじめ、式楽としての催事の記録があるのは当然で、将軍には指南役と
称して能の稽古教授がついたことや、その稽古の様子などが窺える。
他に外蕃書翰(がいばんしょかん)。 これは 前述の近藤重蔵が編纂した幕府の外交関係資料を
編纂して作成した「外蕃通書」の参考図録として作成されたもの。 安南・オランダ・ルソン等への
渡海朱印状などの外交文書が模写されているという。 実記とともに紅葉山文庫旧蔵のもの。

家康さんは何かと献本をさせたようで、一万冊あまりの蔵書があったというから大した本棚で、
そのお文庫の棚に並ぶ献本の中には能の大夫からの伝書も含まれている。
                  分散、散逸から守り貫かれた事は 誠に有り難いことだ。







投稿日 2016年04月04日 0:55:55
最終更新日 2016年04月04日 0:56:05
修正
2016年03月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
節句の一つに桃の節句 雛祭りがある。
本来三月の最初の巳の日という意味の上巳、元巳ともいう三月三日の行事。
上巳はじょうしとか、じょうみと読むようだが、旧暦の3月3日は桃の花が
咲く季節でもあり、「桃の節句」ともいう次第。

三月最初の巳の日に水辺に出て飲酒し、不浄を拭い、招魂するという行事が大陸にあった。
我国でも、早くからこれに似たことは行われていたようである。大宝元年(701年)に
公式に行事として採用され、内裏において曲水の宴が行われたという。
その後、桓武天皇の国忌に時期が近いということで廃止されたらしいが、嵯峨天皇が
公的な色を薄めた儀式として再興したそうだ。曲水の宴は公家の娯楽としても行われたが、
民間でも古来から、人形で自分の身体を撫で穢を移して水に流すという風習があった。
これらが結びついて流し雛となったと言われる。

所謂「桃の節句」「雛祭り」はいつ頃から始まったのか判然としない。
平安時代、貴族子女の遊びとして、小さな御所風の御殿「屋形」を造り、飾って遊んだ
という記録があるそうで、初めは儀式的なものではなく「遊びごと」だったようだ。
「上巳の節句(穢れ払い)」として人形を「災厄よけ」の「守り雛」として祀る様にもなり、
人形を流す風習も影響していったのだろう。

元来、5月5日の端午の節句とともに男女の別なく行われていたという。
が、江戸時代になり女子の「人形遊び」と節物の「節句の儀式」と結びつき、
人形が飾られるようになったそうで、「雛あそび」が節句としての「雛祭り」へと変わった。
一生の災厄をこの人形に身代りさせるという祭礼的意味合で、武家子女などの嫁入り道具の
ひとつに数えられるようにもなったという。
そうなれば 当然、豪華で贅を尽くしたものへと変遷していく。
江戸時代初期は男女一対の内裏雛を飾るだけの物であったものが、十二単の装束を着せたり、
大型のものなどが作られたりもした。享保年間の贅沢禁止で逆に「芥子雛」と呼ばれる
精巧な数センチ大の小さい人形が流行することになったそうだ。
江戸時代後期には「有職雛」とよばれる宮中の雅びな装束を正確に再現したものが、
その後、幕府の式楽であった能の五人囃子の人形が現れ、幕末までに官女、随身、仕丁などの
添え人形が考案されたそうな。
地方、地方で違いはあれど、壇飾り、道具類がこまごま並ぶのは江戸も後期のことである。
こうなれば もうすっかり“お雛様”は女の子の領域で、
               明かりをつけましょ 雪洞に〜 ということになる訳だ。。

端午の節句、菖蒲の節句は「尚武」ということで、男子の節句とされるようになったという。


今年の雛人形は 水にも溶けます!ということだが。   どうも 紙粘土製らしい〜
       
 上巳の節句これから 目が入るのかなぁ… 

     なかなかお目に掛らない後姿を 上巳の節句



           上巳の節句 おまけに横からも
まだ 制作過程なのかもしれない。なんとなく 乾燥不十分…

                                 
 














 
投稿日 2016年03月01日 12:03:22
最終更新日 2016年03月01日 12:03:37
修正
2016年02月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
本来は季節の変わり目を節分という。
立春、立夏、立秋、立冬の前日のことである。
節分といえば“立春の前日”を指すことが多くなったのは江戸時代以降とのことだが、
特に冬から春になる“立春”は一年の始まりと考えられ、古来より行事が行われてきた。
“福は内、鬼は外”と声を出して炒り大豆を撒き、年の数だけ豆を食べる。
これは厄除けの為である。 柊、鰯などを飾って邪除けをする処もある。 
古くから寺社では追儺の行事がある。
これは、季節の変わり目には邪気が生じると考えられ、それを追い払うための儀式。
そもそもは平安時代の初め、唐から取り入れたとされる行事で、本来は旧暦大晦日の
宮中行事であったという。
室町時代には炒った大豆を打ち撒いて、鬼、つまり邪気を払うようになったのだそうだ。


この時代の様子は、狂言の『節分』という曲目が教えてくれる。
節分の夜に夫が出雲大社へ大晦日の行事、お年取りに出かけたので妻が一人でいた。
そこへ蓬萊の島から来た鬼が訪れる。美しい人妻に小歌を謡い、言い寄る。
しかし、女はさっぱり靡かない。で、ついに鬼は泣き出してしまう。
女は靡くと見せかけ、鬼の持つ隠れ笠、隠れ蓑、打出の小槌などを取り上げた。そして、
しまいには、豆をまく節分になったと“福は内 鬼は外”と豆をぶつけて鬼を追い出す。
鬼に豆をぶつけ、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うということだ。


今年の節分は2月3日。
神社では節分祭 せつぶんさい として豆撒式が執り行われる。
寺院でも豆撒きを行事にしているところは多い。
が、お寺では節分会 せちぶんえ の呼称が一般的なのだそうである。
三余堂は、“祭り”でも“会”でも結構。 
             一足早く、節分用の準備の豆をつまみに…

  鬼を折ったり 豆を食ったり  節分
            目を描いたり、口を入れたり   ざっと 節分の心地して…












投稿日 2016年02月01日 0:31:15
最終更新日 2016年02月01日 0:31:34
修正