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2010年02月20日
春はまだまだ
カテゴリ : [鵞毛庵能の花シリーズ]
寒明け、立春あたりからものすごく寒くなり、東京でも雪が降り積もったりして、そう簡単に春はまだまだやってきません。でも、日脚も伸びてきたし、鳥の声も少しだけ軽やかになってきたような。
能「老 松」より 梅の花笠春も来て縫ふてふ鳥の梢かな
La Plume d’Oie © 鵞毛庵 2007
Ô fleurs de prunier,coiffure que porte à sa venue le printemps,
Et que l’oiseau, dit-on, tresse à travers les branches
画像はクリックすると大きくなります。
この書体、ちょっと見慣れないものだと思います。能楽さんぽの記事でも以前にご紹介したメロヴィンガ朝(481〜751年)の頃の書体です。小文字しかない書体で、一文字づつ一応決まった形はあるものの、単語や文章になると崩されて繋がって文字が変化してしまうという厄介な書体です。現存する写本がとても少ないのですが、とても有名なのはフランスのLuxeuilリュクソイユの写本というのがあり、それがこの書体のモデルになっています。
7世紀末のリュクソイユの修道院の写本の部分(パリ国立図書館蔵)
リュクソイユの修道院は4世紀にアイルランドの僧侶聖コロンバンによって創立
能「老 松」より 梅の花笠春も来て縫ふてふ鳥の梢かな
La Plume d’Oie © 鵞毛庵 2007
Ô fleurs de prunier,coiffure que porte à sa venue le printemps,
Et que l’oiseau, dit-on, tresse à travers les branches
画像はクリックすると大きくなります。
この書体、ちょっと見慣れないものだと思います。能楽さんぽの記事でも以前にご紹介したメロヴィンガ朝(481〜751年)の頃の書体です。小文字しかない書体で、一文字づつ一応決まった形はあるものの、単語や文章になると崩されて繋がって文字が変化してしまうという厄介な書体です。現存する写本がとても少ないのですが、とても有名なのはフランスのLuxeuilリュクソイユの写本というのがあり、それがこの書体のモデルになっています。
7世紀末のリュクソイユの修道院の写本の部分(パリ国立図書館蔵)
リュクソイユの修道院は4世紀にアイルランドの僧侶聖コロンバンによって創立
投稿日 2010年02月20日 1:00:00
最終更新日 2010年02月20日 1:02:56
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