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2007年10月01日
初見参から一年 
カテゴリ : [案内望遠鏡]
三余堂近くの八幡様の例大祭は、 今年、五年に一度の流鏑馬神事の年だった。
真夏の蝉が賑やかな時期から 参道に覆い被るように茂った木々の枝払いが
クレーン車を使ってなされ、9月早々には 馬場となる参道の整備がはじまった。
また、これまで神事所役のうち家臣の役を国学院の学生の奉仕に依っていたが、
今年は地元の青年も 的場、采揚、矢拾、覧筥の役として募集をした。
準備万端 、 さて当日 9月30日 ……




参道に流鏑馬の馬場を造る初見参から一年   初見参から一年  準備万端


それまでの 30度を越す残暑の日々に替わって 11月半ばの気温と強い雨。
中止である。


この数年、9月の末から10月の初めは 必ず雨で祭囃子も湿り気味であった。
今までは櫓を組んで 朝7時から テケテンッ テケテンッ と例大祭を報せていた。
が、近年は 近隣からうるさいという苦情が出るようになったそうである。
今年は 櫓を止めた、囃子連中の朝も9時頃からになった。おまけに雨もちらついている。
なんともはや   言い難し。

ところで 能楽さんぽへよくお出掛け下さいました=@と 始めたこのサイトも一年になった。 
号にしている三余(さんよ)とは、中国の魏の薫遇という人の

    読書当以三餘  冬者歳之餘 夜者日之餘   陰雨者時之餘  
(出典 魏志・王粛伝)


からの引用で 1年のうちで勉学は農作業(仕事)の出来ない冬の季節、
1日のうちでは夜、そして雨の日を有効活用せよ、といっている。
と 挨拶方々記した。せいぜい 飲んだくれて寝る前に 活用したいものだが。

遠くの祭囃子を聞きながら そんなことを想う というなら、ちと様になるが
鼻の先で ピーヒョロ テケテンッ では止めて欲しいという人もあろう。

こっちとら 浮かれちまって しごとになんねぇのが …


有志で造られた万灯神輿が青梅街道を練る 初見参から一年 

野中の一軒家とはいかない 昨今 音を出すことはどちら様も敏感になる。
初見参から 一年の祭りの日の雑感であった。
投稿日 2007年10月08日 9:36:32
最終更新日 2007年10月08日 9:36:55
修正