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2015年02月26日
フランス17世紀の書体
話題になっていた銀座などでの春節のにぎわいをよそに、これ、どうやって書いたんだろうか?!と、このところ連日古い写本とにらめっこの鵞毛庵。それを書いたフランスの17世紀の書家の顔を憎々しげに眺めてはため息。

その書家とは、Louis Barbedorルイ・バルブドール(1589-1670)。ルイ13世と14世に仕えた宮廷お抱えの書家です。当時、ヨーロッパ中から世界で最も美しいと言われた書体のエクスパート。書に関する本も出版しており、そのRONDEロンド体と呼ばれる書体とそこから派生した書体は後々フランスの小学校で習う字の基礎になっています。
以前にもこちらの記事で触れましたが…


3月4日(水)〜10日(火)まで、日本橋の丸善で「世界の万年筆展」が開催されますが、それとタイアップして、3階のギャラリーではカリグラフィー展を行います。日本カリグラフィースクールの講師陣が出品、今年は特別講座からということで、フランスの17-18世紀の書体を担当している鵞毛庵も参加します。講座の内容に沿った作品をとのことで、展示作品制作のためにバルブドールとにらめっこなわけでした。

フランス17世紀の書体

The Art of Lettering 
日本カリグラフィースクール特別講座講師による カリグラフィー作品展
2015年3月4日(水)〜10日(火) 
丸善 日本橋 3階特設会場 9:30〜20:30  最終日は17:00閉場


羽根ペンの奥に覗いているのがその憎々しげな…
フランス17世紀の書体

投稿日 2015年02月26日 11:24:32
最終更新日 2015年02月26日 11:24:32
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