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2009年06月01日
沙羅双樹
カテゴリ : [案内望遠鏡]
仏教で 釈迦入滅のときの伝説によって聖木とされる 沙羅の木。
釈尊涅槃の際、東西南北に生えていて時ならぬ花を咲かせたと伝えられる木。
二本づつあった為に双樹、沙羅双樹、裟羅双樹と云われる木。
インド北部が原産で 日本では温室でなければ育たないという木。
よって 日本でいうところの 沙羅の木は ツバキ科のナツツバキということらしい。
茶花として 白く清楚な花が軸に添って飾られる。 朝に開花し、夕方には落花する一日花。
祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色
盛者必滅の理をあらはす おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
てなわけで この沙羅双樹の花の色は 夏椿のことのようである。
名の如く 花は椿によく似た姿をもつが 秋には薄く、やわらかなその葉は 紅葉して散る。
初夏、 “ボッサッッ…” と 音ともならぬ気配が 落花の時を告げる。
この時期になると、国立能楽堂の中庭には 大きく育った夏椿、沙羅の木が見事な白い花をつけ、
それはみごとな落ちっぷりである。
本来の沙羅双樹は インドの高地などに生える高木の 二葉柿(フタバガキ)科のサラノキ。
こちらが お釈迦様入滅ゆかりの木で、葉の1枚が20センチにもなり、花は小さな房状で芳香あり。
インドのお釈迦様も日本でお釈迦様になると 花木も天竺風から和風へ となるってことで。
和風の沙羅の木には 伊豆半島より以西の山地に自生するという 花や葉の小振りなものがある。
花は梅花ほどの大きさで 姫沙羅という。 庭木や盆栽などでも栽培されている。
箱根にはヒメシャラ林がある。 神奈川県の天然記念物に指定されていることを知った。
以前、三余堂には 夏椿と姫沙羅が それぞれ双樹となって配していた。
日当たりの具合か、今 沙羅双樹は沙羅無樹となり、姫沙羅一本のみが独特の木肌をみせている。
葉は 重なり合いながらも 緑の紗をかけたように日の光を透し、
白い小振りの五弁の花が 黄色のしべを包む。
“ボッサッッ…” という 落花の気配は 姫 というには驚くほどの大きさで 陽の傾きを知らせる。
また、あしたに新しい花を咲かせる為に 本日の了を告げる ということか。
姫沙羅
独特の木肌
葉が陽を透かして
釈尊涅槃の際、東西南北に生えていて時ならぬ花を咲かせたと伝えられる木。
二本づつあった為に双樹、沙羅双樹、裟羅双樹と云われる木。
インド北部が原産で 日本では温室でなければ育たないという木。
よって 日本でいうところの 沙羅の木は ツバキ科のナツツバキということらしい。
茶花として 白く清楚な花が軸に添って飾られる。 朝に開花し、夕方には落花する一日花。
祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色
盛者必滅の理をあらはす おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
てなわけで この沙羅双樹の花の色は 夏椿のことのようである。
名の如く 花は椿によく似た姿をもつが 秋には薄く、やわらかなその葉は 紅葉して散る。
初夏、 “ボッサッッ…” と 音ともならぬ気配が 落花の時を告げる。
この時期になると、国立能楽堂の中庭には 大きく育った夏椿、沙羅の木が見事な白い花をつけ、
それはみごとな落ちっぷりである。
本来の沙羅双樹は インドの高地などに生える高木の 二葉柿(フタバガキ)科のサラノキ。
こちらが お釈迦様入滅ゆかりの木で、葉の1枚が20センチにもなり、花は小さな房状で芳香あり。
インドのお釈迦様も日本でお釈迦様になると 花木も天竺風から和風へ となるってことで。
和風の沙羅の木には 伊豆半島より以西の山地に自生するという 花や葉の小振りなものがある。
花は梅花ほどの大きさで 姫沙羅という。 庭木や盆栽などでも栽培されている。
箱根にはヒメシャラ林がある。 神奈川県の天然記念物に指定されていることを知った。
以前、三余堂には 夏椿と姫沙羅が それぞれ双樹となって配していた。
日当たりの具合か、今 沙羅双樹は沙羅無樹となり、姫沙羅一本のみが独特の木肌をみせている。
葉は 重なり合いながらも 緑の紗をかけたように日の光を透し、
白い小振りの五弁の花が 黄色のしべを包む。
“ボッサッッ…” という 落花の気配は 姫 というには驚くほどの大きさで 陽の傾きを知らせる。
また、あしたに新しい花を咲かせる為に 本日の了を告げる ということか。
姫沙羅
独特の木肌
葉が陽を透かして
投稿日 2009年06月06日 19:55:40
最終更新日 2009年06月06日 19:55:57
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