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2015年08月01日
ALOHA!
カテゴリ : [案内望遠鏡]
酷暑お見舞い申し上げます。


子供の頃の夏休み どのチャンネルに回しても エセル中田が大きな花を髪に着けて
ウクレレやスチールギターを背中に歌っていた気がする。
ハワイアンが多流行りした時期があった。今は、フラが大人気なのだそうだ。
そう言えば、新聞の折込みで、カルチャーセンターの講座広告には必ずフラクラス
の宣伝がある。レイを首から掛けて、腰がぐっと入る独特のスタイルで、両手を広げて
白い歯が如何にも 元気、元気 と手招いているようだ。

Akahai   やさしさと思いやり
Lokahi   調和と融合
Olu’oiu   喜びをもって柔軟に
Ha’a a Ha’a  謙虚に
Ahonui  我慢と忍耐

それぞれの頭文字を取って ALOHA ということで、Let’s Hula 〜 という訳か。

九月になると本場ハワイから 最高峰のフラと音楽を東京で楽しめるそうだ。
総勢160人もの出演で、男性、女性、古典から現代に至るまで、なかなかの
プログラムが組まれている由。公演は大盛況なのだそうだが、全国で300以上もの
フラスクールがあるというから、集客も見込めるというものだ。
日本でも毎年全国大会やら 競技会があるというから、歌に合わせてふらふら、
というような ゆるぅい ゆらゆらとした物ではないようである。 

     ALOHA!





日本に大々的に 踊りであるフラが紹介されたのが、常磐ハワイセンターの開園時らしい。
常磐炭鉱の斜陽化を観光業に転換するという、町おこし事業に伴って、ハワイセンター
なるものが出来た。その経緯を描いたのが、 映画“フラガール”なのだが、映画で
蒼井優が、頑張って踊るのはタヒチアンというもので、フラとどうも、ごちゃ混ぜになって
理解している気がする。 
まっ、他所から見ると、能も歌舞伎も 仕舞も日舞もイッショクタ …
フラは、神様への宗教的行為がその始まりという。芸能の根本の姿である。
それを、そのまま今に伝える“カヒコ”と呼ばれる古典もあるし、歌に合わせて
踊るものもある。19世紀以降に西洋の音楽を取り入れて、新しく作ったのが、
フラ・アウアナというもので、映画でフラガールたちが“大地に光を〜”と踊っていたので、
新作も、日本作も“有り”なのだろう。

蛇足ながら フラもダンスも 踊りということなので、今は専らフラというのだそうな。
終日、ハワイミュージックのアロハジョーラジオで、砂浜の波でも思いながら、
爽やかな曲をBGMに 酷暑の8月を過ごそうと存ず。ALOHA 



投稿日 2015年08月02日 18:06:45
最終更新日 2015年08月02日 18:07:00
修正