http://nogakusanpo.maya-g.com
記事移動
2015年02月01日
葛根湯 
カテゴリ : [案内望遠鏡]
葛根湯 
         

カゼのひき始めや、肩こりなどに用いる漢方薬に葛根湯がある。
比較的体力のある人が、カゼのひき始めのゾクゾクっと寒気がした時、
頭痛や肩こり、筋肉痛、がある時に先ずは使用。
漢方薬なので空腹時に飲む。 つまりは むっ? きたっ!きたきた!!と、感じたら兎も角飲む。
漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせで、葛根湯は、葛根(カッコン)
麻黄(マオウ) 、桂皮(ケイヒ) 、芍薬(シャクヤク) 、甘草(カンゾウ) 、大棗(タイソウ)と
生姜(ショウキョウ)の7種類の生薬から出来ている。
“麻黄”には、気管支拡張の作用があり、咳や喘鳴をおさえる。“桂皮”には発汗、発散作用。
痛みをやわらげる“芍薬”、炎症やアレルギー症状を緩和する“甘草”などが配合されている。
勿論 今は飲みやすい粉末状態で、白湯で服用が簡単にできるようになっている。
何といったって、漢時代の「傷寒論」という古典書で紹介されている処方が 延々と今に至り…
まぁ、きちんと指示通りに用法を守れば大きな問題はないのだが。
比較的すぐに反応するこの葛根湯も やはり漢方薬。
じわじわと効いてくるので より良く効かせる為に 湿度と温度、栄養に休養を保持して〜
そう思いつつ ついつい時が経つ 先ずは一服 葛根湯。
立春前の極寒の日には必携の葛根湯である。


投稿日 2015年02月02日 23:24:40
最終更新日 2015年02月02日 23:24:40
修正