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2014年03月01日
節句
カテゴリ : [案内望遠鏡]
三月になって春の香りが満ちる時期である。
四月からの消費税引き上げの為 今年は雛人形の販売と共に
五月の節句にも向けてせっせと準備が始まっていた。兜やら鯉幟やらの姿が消え しばらくすると
六月は梅雨で これからの季節を迎え討つ覚悟を強いられる。
七月の七夕は短冊に猛暑から救い給え!と願いを込め、スーパーの大きな笹にくくりつける。
八月はひたすら ガリガリ君の活躍。
九月は 菊見もさることながら 食用菊の“もってのほか”登場。
その後の街中はハロウィンだクリスマスだと 洋物節句商戦で忙しい… 。


日本の暦の一つである節句は宮中で節会と呼ばれる宴を催していた。
それを 江戸幕府が公的な行事としたということらしい。
人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句の五節句である。
季節の節目となる日ということだ。
正月の“おせち料理” も季節の節目の節句料理からきていてるのだ。
ちなみに 一月七日 七草の節句で 『人日 ジンジツ』。
三月三日 桃の節句で 『上巳 ジョウシ』、つまり雛祭の日。
五月五日が 菖蒲の節句で 『端午 タンゴ』の節句である。
七月七日は たなばたで、『七夕 シチセキ』。
九月九日は 『重陽 チョウヨウ』の節句、菊の花で埋め尽くされる菊の節句となる。


今日あたりから大きな声で まつりだっ祭りだっ〜 ひなまつりだよぉ〜っと お兄さんが
叫びながら 蛤やら、タイの刺身やら菜の花を売りまくるのがスーパー。
それらをじぃっーと 見入って結局、綺麗に飾られた出来あいの五目寿司を手にする。
それはもっぱら年配の男性の姿である。 ひな祭りは ターゲットの広い商戦なのだ。



節句
こんな感じのお雛様も…











投稿日 2014年03月01日 10:37:35
最終更新日 2014年03月01日 10:37:47
修正