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2009年04月20日
桜蘂
                   桜蘂 La plume d’oie© 鵞毛庵 2007

花なくしてしおれどころ無益なり  
Sans la fleur l’évanescence serait sans objet

今年は東京でお花見に興じた庵主。その桜もすっかり散ってしまいましたが、その後、赤みがかったガクに残った蘂(しべ)を降らせ、どんどん緑の葉が茂ってゆきます。俳句の季語に「桜蘂降る」というのがありますが、散った蘂で赤くなっている地面に桜を最後まで愛でてやまない哀愁が感じられるものです。美しい花があってこその桜蘂。


桜蘂 花の雲の下花見客賑わう小金井公園

そして街はやがて新緑から万緑の季節へ。


桜蘂 La plume d’oie© 鵞毛庵 2007

高砂 松も色そい春ものどかに
Des pins la couleur profonde et du printemps la sérénité
投稿日 2009年04月20日 19:47:57
最終更新日 2009年04月20日 19:47:57
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