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2012年11月20日
いよいよ冬に
   この記事を準備している今日19日は、いかにも冬の到来を感じさせる冷え込みに、まだ寒さに慣れきっていないので着膨れ状態。

   日本はあちこち紅葉で綺麗な様子ですが、東京の街なかはやっと銀杏が色づき始めたところで、鵞毛庵はfacebookで友人達が掲載している写真をただただ眺めているばかりです。

   紅葉はやはり日本が一番! フランスだと今頃はなんだかどんより薄暗く、霧も濃くなる季節です。フランスの農作業に関する暦や諺には、11月は冬だぞォというものばかり。11月1日はカトリックでは諸聖人の大祝日とか万聖節とか呼ばれて、すべての聖人を祝う日なのですが、この日から冬支度が始まるという諺があります。そして、フランスではお墓参りをするのが慣わし。お供えの花は菊の鉢です。墓参り=菊の花という日本と偶然にも一緒なのですが、これは季節柄と、花の持ちが良いということから自然に菊ということだそうで、この時期は花屋さんの店頭にはずらっと菊の鉢植えが並びます。
    長年彼の地に住んでいた庵主の記憶では、11月1日頃は雨だったり曇っていてすごく寒い日のほうが多かったようです。だから、この日を境に本格的に冬になるという言い伝えは、そう間違ってはいないわけです。
    そして、19日は聖エリザベスの日で、この日に毛皮を纏うものはおろかではないと言い、21日に霧が深いとその冬は厳しい、23日の聖クレマンの日には、もし冬がゆっくり訪れたとしても、聖クレマンの日には必ずやってくる、との言い伝えがあります。今年の東京の気候になんだかぴったりかも。

   さて、12月1日から5日まで神楽坂のセッションハウスガーデンで今年も「ノエル展−クリスマスをご一緒に−」を開催します。


           いよいよ冬に


ノエル展 −クリスマスをご一緒に−

2012年12月1日(土)〜12月5日(水)
12:00〜19:00(最終日は17:00まで)


神楽坂 セッションハウスガーデン 

12月1日(土)は16:00からオープニングパーティー

今年は参加者15名、絵画、版画、切り絵、カリグラフィー、フラワーアート、キャンドル、型染め、フェルト、パッチワーク、ビーズなど、多彩なグループ展です。会期中、¥500のワンコインワークショップの他、デモンストレーションやタロット占いなど予定しています。皆さま、是非お出掛け下さい。


鵞毛庵はクリスマスや新年をテーマにした作品やカード、豆本などのほかに、フランスの諺のカレンダーを販売いたします


いよいよ冬に  
(c)2012La plume d'oie  
万聖節の日には寒さが帰ってきて、冬支度が始まる。
投稿日 2012年11月20日 0:22:45
最終更新日 2012年11月20日 0:22:45
修正