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2010年03月20日
桜はまだかいな
  今の時期になると、本当に日本人はみなソワソワ。桜がいつ開花するのかが重大事です。いつだったか、フランス人に日本ではテレビや新聞で桜の予報が連日報道されるんだって?と聞かれたこともありましたっけ。

   先日、鵞毛庵は木挽町で満開の桜を愛でて来ました。と、いうのは、歌舞伎座で桜門五三桐(さんもんごさんのきり)を幕見で観劇。ご存知天下の大盗賊石川五右衛門が南禅寺の山門の楼上で煙管をくゆらせながら、絶景かな、絶景かなと京の都の爛漫たる桜を愛でるシーン。たった15分足らずだけれども、歌舞伎の形式美がぎゅっと凝縮された豪華な舞台です。桜が咲き誇っているところに本当に自分もいるような気分に。

   昨年から鎌倉能舞台主催の「能を知る会」の公演の際、演目に合わせた作品をポストカードにして会場で販売させて頂いており、来月は道成寺。今までも道成寺は何作か書きましたが、今回は新作をと思索中で試作中です。
ほんの一部をば。


                      La plume d’oie©鵞毛庵2010 桜はまだかいな

入相の鐘に花ぞ散りける。石川五右衛門のせりふにもありました。

  今年は能の花シリーズと並行して、フランスのシャンソンをいくつかシリーズで制作。5月にシャンソンのコンサートと共に発表する予定になっておりますので、それはまた改めてお知らせいたします。乞うご期待!

投稿日 2010年03月20日 22:30:53
最終更新日 2010年03月20日 22:30:53
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