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2010年05月01日
カテゴリ : [案内望遠鏡]
上海国際博覧会が本日より 10月31日まで、中華人民共和国上海市の上海世博園で開かれる。
いわゆる 上海万博。
今も、太陽の塔の大阪万博は 鮮明な記憶の中に生きているし、沖縄海洋博というのもあった。
さほどのインパクトもなく過ぎたが、 愛知万博からは早くも五年が過ぎた。
上海博は愛知博に次ぐ大規模な国際博覧会で、テーマはより良い都市、より良い生活。
2002年に メキシコシティ、モスクワ、麗水、ヴロツワフを破り 上海万博開催が決定したそうである。
開催前の報道は 何かと話題騒然で …  

上海には租界の時代があった。
1842年の南京条約で 開港した上海につくられた租界のことである。
英、米、仏がそれぞれ租界を設定し、後に英米の共同租界とフランスのフランス租界になったそうだ。
歴史に翻弄された 悲哀もあり、欧米の華やかさもありと 実に魅惑的な響きを持った上海。
1946年には上海にあったすべての租界は姿を消す。が、今なお租界時代の建築が残っている。
フランス租界ではやはり 5月1日に 鈴蘭は売られたのだろうか。

今日、フランスでは鈴蘭の日。風薫るフランスの五月を鵞毛庵が只今準備しているという。
以前はスズランの花ならぬ その日にちなんだチョコレートなどが パリから届いた。
日本ほどではないが 菓子屋もこんな時は商売に余念がなかったのであろう。
スズランはユリ科、スズラン属に属する多年草の総称である。
細かく見れば いろいろと種類があるようだが、君影草とか、谷間の姫百合とも云うそうだ。
根から、葉から全てに有毒物質があり、口にすると重症の場合は死に至る。
山菜として珍重されるギョウジャニンニクと似ている。
誤食し中毒症状を起こした話を聞いたことがあるし、スズランを活けた水を
誤って飲んで死亡した例もあるとか。

日本では在来種が高地に自生して、北海道を代表する花として知られる。
園芸店のものは ヨーロッパ原産のドイツスズランということで、花の香りが強い。
今年も三余堂夫人は 小さな鉢を おてんとうさまと程よい風を求めての移動をくりかえす。
5月1日開花をめざして。

まっ 無事にスズランは開花! 万博も… 



つぼみができた 4月18日 鈴蘭の日

鈴蘭の日 咲くか 5月1日に! 4月27日

                
移動の効果か、何とか開花 鈴蘭の日 





投稿日 2010年05月01日 0:18:37
最終更新日 2010年05月01日 1:01:08
修正
2010年05月20日
          五月のパリが好き!

いよいよ明日から「五月のパリが好き」が始まります。
今回は「能の花」シリーズはちょっとお休みして、シャンソンをテーマに描いています。
 五月のパリが好き           
J’aime Paris au mois de mai  
  
  五木田摩耶 カリグラフィー展 シャンソンを描く
  小倉 浩二  シャンソン コンサート
  展    示  2010/5/21(金)〜2010/5/23(日)  
            13時〜19時(最終日は17時まで)
  コンサート  2010/5/22(土) 
            17時、19時 の2ステージ  

1ステージのみでも、2ステージでも料金は¥3500で1ドリンク付です。

展示作品と歌の解説などを交えたトークショーも予定  
  
  会   場  カフェ&ダイニング イマーゴ     
        東京都文京区千駄木3-48-2  TEL 03-3827-0881    
        営業時間 12:00-22:30 水曜定休
        
★交通 
         地下鉄 千代田線 千駄木駅下車 2番出口より徒歩5分
         JR山手線 西日暮里下車 徒歩5分
         いづれも道灌山下(どうかんやました)方面へ

コンサート等、お問い合わせはイマーゴTEL 03-3827-0881 、または鵞毛庵、小倉さんogurin☆fruits.jpまで。(☆を@に替えてください)

  会期中、フランスの学校で教える筆記体の無料体験を致します。会場にお手本をご用意しますので、エンピツやボールペンなど普段に使う筆記用具で、英習字とはちょっと違うフランススタイルの筆記体を気軽に体験していただけます。

こちらがその筆記体。
フランスの小学校で教える書き方です。五月のパリが好き!

英語とはちょっと違った書き方、お試しください!

投稿日 2010年05月20日 3:46:42
最終更新日 2010年05月20日 13:57:30
修正
2010年05月24日
「五月のパリが好き」の展覧会はおかげさまで無事終了いたしました。

とても暑かったり、雨でお足元が悪かったりした中、お出かけくださいました皆様、どうもありがとうございました。

シャンソンとの企画も大変好評を得て、コンサートも盛会でした。

能の花シリーズとは雰囲気が違うとのご意見も。
やはりもとからフランス語のものを書くのは違うのでしょうか??

お運びいただけなかった方に、好評だった作品の中から少しご紹介いたします。


(c)La plume d'oie 鵞毛庵2010 展覧会のご報告

セ・シ・ボン C'est si bon  イヴ・モンタンYves Montand 1947年の歌。

 あてもなく腕を組んで歌いながらどこかに行くのは、すごくいい。
なんていいんだろう、甘い言葉を互いに交わし合うのって、どうでもいいことをだらだらと.....なんていいんだろう、二人が愛し合えば、理由なんかいらない、だってすごくいいんだから、だって、すごく、すごく セ・シ・ボン!


展覧会のご報告 (c)La plumed'oie 鵞毛庵2010

パリの空の下  エディット・ピアフÉdith Piaf の歌。
1954年の映画La Seine coule à Parisの挿入歌。

パリの空の下、セーヌが流れ、歌が飛び交い、恋が生まれ、恋人たちで溢れるパリの歌です。


展覧会のご報告 (c)La plume d'oie 鵞毛庵2010 

忘れじの面影 Tous les visages de l'amour シャルル・アズナブールCharles Aznavour 1974年の歌。

イギリスのTVドラマSeven faces of woman(七つの顔を持つ女) の主題歌として作られたもので、その折の原題は「She」。歌詞も英語です。その後、フランス語の歌詞がつけられました。
1999年、映画「ノッティングヒルの恋人」の主題歌としてエルビス・コステロElvis Costelloがカバーしてリバイバルヒットした歌です。

君はいつも違う魅力に溢れ、いったい誰なのかちっとも判らない、顔も様子も頻繁に違うから、年がいくつだろうが、なんと言う名前だろうが、天使だろうが悪魔だろうが、僕にとっては代わるがわるどれも愛おしい顔。

つづく....



投稿日 2010年05月24日 12:34:39
最終更新日 2010年06月01日 11:40:06
修正
2010年05月29日
今回は和紙を使った作品も。
                      展覧会のご報告  2   セ・フィニ La plume d'oie(c)鵞毛庵2010

邦題には「なげき」とされていることも。自分の下を去っていってしまった女性を後悔している男心の歌。展覧会のご報告  2 恋心 La plume d'oie(c)鵞毛庵2010

恋なんて〜なんになるの〜で有名な歌。原曲では恋なんて売れない、買えない。AMOURを燃やして破ってコラージュしたのは中国の紙。
愛の賛歌 La plume d'oie(c)鵞毛庵2010   展覧会のご報告  2
神が愛し合う者たちをめぐり合わせる 

この歌は本当はとっても激しく悲しい歌なのですが、日本での一般的なイメージがどうも違い、結婚式などで歌われることが多いとか。実は、不倫の恋から生まれた歌で、たとえ何がどうだっていい、愛し合う二人を神様がめぐり合わせてくれたんだから、ということなのです。

今月は能の花シリーズとはちょっと違ったものを、先日の「シャンソンを描く」シリーズからご紹介しました。
投稿日 2010年05月29日 12:54:02
最終更新日 2010年05月29日 12:58:00
修正