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2008年01月12日
こいつは はるから ……
カテゴリ : [三余堂月次]
困ったもんだ!

というのは、三余堂のPCがお釈迦を装い始めたらく、立ち上がったりネットに繋がったりをぐずっているとか。
そこで本日は三余堂の代わりに鵞毛庵が助っ人として登場と相成りました。

改めて、


皆様、新年、明けましておめでとうございます。
                   こいつは はるから ……

とはいっても、日本もここフランスも正月気分は段々と薄れてまいりました。日本では松も取れ、七草、鏡開きも済み、フランスでは1月6日のキリスト公現祭(エピファニー)を過ぎてクリスマス・年始の飾りも少しづつ外されています。

鵞毛庵は巴里にいながらにして、七草粥もどきを食べ、当庵の鏡餅は画像のような具合ですので鏡開きならぬ普通のお餅で、でもきちんと小豆から煮てお汁粉をいただきました。そして、毎年、この時期になると欠かせないのがガレット・デ・ロワというパイ菓子。 
そういえば、昨年の今頃、PCではなくてこのサイト自身に問題が生じて、鵞毛庵はガレットをぱくつきながら悪戦苦闘しておりました。


さて、そのガレット、なんぞや?エピファニーとはなんぞや?

エピファニー(ご公現)とは、キリスト誕生に際して東方より三博士がお祝いに駆けつけた日。馬小屋に傅いている三人の図を目にしたことがあるかと思います。この三博士が、お祝いの品を届けたというのがクリスマスプレゼントの起源。現在でもイタリアやスペインでは子供にはこの日にプレゼントをします。


こいつは はるから ……ガレット・デ・ロワとエピファニーの図

フランスでは、1月の声を聞くとエピファニーを記念したガレット・デ・ロワというアーモンドペーストの入ったパイ菓子と王冠がパン屋さんやお菓子屋さんの店頭に並びます。なぜ王冠かというと、日本語での三博士はフランス語ではロワ(王様の意)・デ・マージュと呼んで王冠を被っているからです。
このパイの中にフェーヴという陶器の人形などがひとつ入っており、それに当たった人が王様になれるというお遊び付き。


 鵞毛庵フェーヴコレクション一部 
お財布に入れると金運を招くという節も。
   こいつは はるから …… 


フェーヴというのは本来は蚕豆のことで、古代から食され、貧困な土地でも育つために豊作のシンボルとされていました。また、冬至の行事として冬との決別に豊穣には欠かせない太陽をあがめるための王様を一日選んだという古い習慣があり、このパイ菓子を食べる習慣はキリスト教の三博士来訪と合わさって、今でもしっかりとフランス人の生活に根付いているおめでたい伝統行事です。

能ももともとの起源は五穀豊穣を願った民俗芸能の田楽などから来ていると言われています。フランスのこんな古い風習もやはり五穀豊穣を願ってのこと。
などとブツブツ言いつつ、またしても高カロリーのガレットを口にして自分の体が豊穣状態!
こいつは はるから...
     

鵞毛庵が今年ゲットしたフェーヴとガレット←1月8日と11日の日記                                                 
投稿日 2008年01月14日 4:58:23
最終更新日 2008年01月14日 4:58:43
修正