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2016年08月20日
残暑というには暑すぎる日々、しかし、立秋を迎えたとたんに法師蝉はしっかり鳴き声をあげて、そうか、やっぱり暦の上では秋なのかぁ…と。

我が庵のバルコニーは、毎年のようにセミやカナブンの終焉の地となっており、ジジッ、ジジジッと仰向けになっている蝉やじっと動かないカナブンがなんだか哀れです。

そっと触ると実はまだ生きていて、何もこんなコンクリートで死ぬことはない、せめて土に近いところや街路樹にでも不時着すればと思い、バルコニーの淵に乗せてやると、案外すぐに飛び立って行くものです。

              蝉
         
古代中国ではセミはよみがえりや復活のシンボルで、玉で蝉を象ったものを埋葬品にしていました。そういえば、古代エジプトではスカラベ(コガネムシ)が同様に埋葬品でした。

ひょっとすると、うちのバルコニーは彼岸と此岸の接点なのかしらん。
投稿日 2016年08月31日 1:04:32
最終更新日 2016年08月31日 1:04:32
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