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2009年12月12日
じょろうぐも
カテゴリ : [三余堂月次]
金木犀の香りが、あたりに充ち溢れていた十月の初め。
香りの主は何処かと 上方に目をやる。
あちらにも、こちらにも、金木犀の枝を縫って立派な巣が掛かっていた。巨大な蜘蛛の巣。
三余堂の庭木も見上げると あった、あった。
今年の十月は 結構激しい天候で、風が強く吹き、暴風雨のような日もあった。
にもかかわらず 立派な網を張ったのは女郎蜘蛛。
クモ綱クモ目アシナガグモ科に属するクモだという。
4、5センチもあるだろうか、美しい網の中央に手足の長い主はじっぃとしていた。
こちらも 時に任せてじぃっと見る。
天空に手足をいっぱいに広げる まだむじょろう

このメスに福岡伸一著(光文社新書) 「できそこないの男たち」でのアリマキを思う。 御一読!
主は派手な黄色と緑青色の横しま模様の大きなメス。
網を張り始めて十日も経った頃、2センチ程だろうか、色も褐色がかった黄色のオスがやってきた。
命を繋ぐ使命を全うする
餌食となった虫を挟んで 左が雄、右が雌の女郎蜘蛛 只今お食事中
この時期は、交尾が行われる成熟期ということで、ことさら大きな巣が目に付いたのだろう。
晴天、雨風の日をかいくぐりながら 建築、改築、増築と繰り返し
枝と枝の少しづつ安定のいい場所へ移動して網を張る。
直径1m近くもの網は日の光に金色に輝いて見えた。
その網は、縦糸が外に行くにつれて二又に枝分かれするように張られ、
横糸の長さが中心近くでも、外側でも、それほど変わらない。
どうも、横糸を張るときにぐるぐる回らず、往復運動で糸を張っているらしい。
円形に近く作られた網の前後には、立体的な補助の網もつくられ、
この半月の厳しい天候から館を支えていた。
雨風の翌日 倒壊の危機かと覗くが、びくともしていない。
立体的に増改築された女郎蜘蛛の館
金木犀の香りも、絨毯のように敷き詰められた花殻もすっかり遠のき、
街路樹の銀杏の金色に目が奪われるようになった頃、 あの巣は如何に。
今年も極月になった。
寒暖の変化が激しかった霜月からの日々、雄蜘蛛はもちろん、雌の女郎蜘蛛もいなくなっていた。
あの頑強につくられた館もない。
ただ 一筋の糸が山茶花の枝先から、向かいの軒先へ光っているだけである。
香りの主は何処かと 上方に目をやる。
あちらにも、こちらにも、金木犀の枝を縫って立派な巣が掛かっていた。巨大な蜘蛛の巣。
三余堂の庭木も見上げると あった、あった。
今年の十月は 結構激しい天候で、風が強く吹き、暴風雨のような日もあった。
にもかかわらず 立派な網を張ったのは女郎蜘蛛。
クモ綱クモ目アシナガグモ科に属するクモだという。
4、5センチもあるだろうか、美しい網の中央に手足の長い主はじっぃとしていた。
こちらも 時に任せてじぃっと見る。
天空に手足をいっぱいに広げる まだむじょろう

このメスに福岡伸一著(光文社新書) 「できそこないの男たち」でのアリマキを思う。 御一読!
主は派手な黄色と緑青色の横しま模様の大きなメス。
網を張り始めて十日も経った頃、2センチ程だろうか、色も褐色がかった黄色のオスがやってきた。
命を繋ぐ使命を全うする

餌食となった虫を挟んで 左が雄、右が雌の女郎蜘蛛 只今お食事中
この時期は、交尾が行われる成熟期ということで、ことさら大きな巣が目に付いたのだろう。
晴天、雨風の日をかいくぐりながら 建築、改築、増築と繰り返し
枝と枝の少しづつ安定のいい場所へ移動して網を張る。
直径1m近くもの網は日の光に金色に輝いて見えた。
その網は、縦糸が外に行くにつれて二又に枝分かれするように張られ、
横糸の長さが中心近くでも、外側でも、それほど変わらない。
どうも、横糸を張るときにぐるぐる回らず、往復運動で糸を張っているらしい。
円形に近く作られた網の前後には、立体的な補助の網もつくられ、
この半月の厳しい天候から館を支えていた。
雨風の翌日 倒壊の危機かと覗くが、びくともしていない。
立体的に増改築された女郎蜘蛛の館金木犀の香りも、絨毯のように敷き詰められた花殻もすっかり遠のき、
街路樹の銀杏の金色に目が奪われるようになった頃、 あの巣は如何に。
今年も極月になった。
寒暖の変化が激しかった霜月からの日々、雄蜘蛛はもちろん、雌の女郎蜘蛛もいなくなっていた。
あの頑強につくられた館もない。
ただ 一筋の糸が山茶花の枝先から、向かいの軒先へ光っているだけである。
投稿日 2009年12月12日 0:08:10
最終更新日 2009年12月12日 0:08:10
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