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<title>能楽さんぽ</title>
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<modified>2012-02-04T23:24:51Z</modified>
<tagline>能をより親しんで頂くため、「さんぽ」をご一緒に。</tagline>
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<copyright>Copyright (c) 2012 , nogakusanpo</copyright>
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<title>ご清聴感謝！</title>
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<summary type="text/plain">本日の放送をご清聴頂きました皆さま、有難うございました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三余堂</summary>
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<dc:subject>案内望遠鏡</dc:subject>
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<![CDATA[ 
<font style="font-size:14px;">本日の放送をご清聴頂きました皆さま、有難うございました。<br />
　<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三余堂</font><br />

]]>
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<title>雲林院　　在原業平</title>
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<modified>2012-01-31T15:06:11Z</modified>
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<summary type="text/plain">辺り一面　厚い雲に覆い尽くされた新宿ホテルの最上階。窓の向こう、雲の中に点滅する塔は完成間近の　スカイツリー。こんなにも近くに見えるのかと改めてその高さに驚く。隅田川にかかる業平橋付近に間もなく開業の東京スカイツリーが建つ。「おしなりくん」と云う人形が</summary>
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<dc:subject>案内望遠鏡</dc:subject>
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<![CDATA[ 
<font style="color:#006600; font-size:14px;">辺り一面　厚い雲に覆い尽くされた新宿ホテルの最上階。<br />
窓の向こう、雲の中に点滅する塔は完成間近の　スカイツリー。<br />
こんなにも近くに見えるのかと改めてその高さに驚く。<br />
隅田川にかかる業平橋付近に間もなく開業の東京スカイツリーが建つ。<br />
「おしなりくん」と云う人形が地元の宣伝のために作られて活躍している。<br />
所謂　ゆるキャラというもので、その名は地元、押上と業平橋からとったものだそうで、<br />
平安貴族の格好に烏帽子が東京スカイツリーをかたどっている。<br />
つまり、押し上げ近辺の在原業平がのっぽの烏帽子を被っているということだ。<br />
伊勢物語で在原業平が都を思う歌を詠んだ事にちなんでの御縁である。<br />
<br />
<b>“<font style="color:#006666; font-size:12px;">名にし負はば いざこと問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと</font>” 　</b><br />
古今和歌集に収められたこの歌は在原業平のもので、　能　隅田川　でも耳慣れている。<br />
父方をたどれば桓武天皇の曾孫、母方をたどれば桓武天皇の孫にあたるという、業平。<br />
皇統が嵯峨天皇の子孫へ移り、826年に臣籍降下して、兄の行平らとともに在原姓となったそうな。<br />
業平は美男。　ということになっている。<br />
二条后や、高貴な女性たちとの禁忌の恋が語られている『伊勢物語』の主人公である。<br />
いわゆる「昔男」とされてきた。<br />
古今和歌集などの歌集で知られた歌人で、兄の行平をはじめ子や孫も歌人。<br />
多くの歌を残している一方、兄の在原行平、共々鷹狩の名手であったというから、当時の貴族の<br />
身につけるべき事柄は何か、ということを垣間見る。<br />
因みに　“立ち別れ いなばの山の みねにおふる まつとし聞かば 今帰り来む”　というのが<br />
在原行平の歌で、百人一首で十八番にしている御仁も多かろう。<br />
これは　昔からの能の人気曲、　松風の題材となっている和歌である。<br />
<br />
<br />
　　　<b>　<font style="color:#006666; font-size:12px;">“　世の中に たえて櫻の なかりせば 春の心は のどけからまし　”　<br />
　　　　“　から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ”<br />
　　　　“　ちはやぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くゝるとは ”</font></b><br />
<br />
これら古今和歌集の歌は伊勢物語やら、百人一首やらで　耳になじんだ弟在原業平のものである。<br />
業平の没後、時が経ち、世阿弥の時代。　当然のように能に数多く業平の影は登場してくる。　<br />
<br />
世阿弥作と謂われる　能の雲林院は業平と二条后の恋物語が素材。<br />
美しい業平の霊の遊舞が、平安の貴族の優雅さを漂わせる能である。<br />
雲林院は世阿弥自筆の能の本が残っていて、その自筆本では現行と異なり、後段、<br />
二条后の兄である藤原基経の霊が鬼、怨霊のような姿で登場する　妄執の能だったとか。<br />
花の舞い散る月夜に　殿上人の装いで現れて昔を偲んで舞い、幻と消えゆく業平だった　〜　　とは<br />
行かなかったようである。<br />
<br />
花の名所、雲林院は応仁の乱で廃絶してしまった。<br />
淳和天皇の離宮が造られたという紫野一帯は野の広がる狩猟地で、桜の名所だったという。<br />
そこに雲林院はあった。色々な変遷の後に官寺となった雲林院。　<br />
在原業平が伊勢物語の筋を夢で語る処。能　雲林院　の舞台となったが、　今昔物語集や大鏡の<br />
舞台ともなり、源氏物語にも登場する。<br />
現在の雲林院は、1707年にかつての寺名を踏襲して、大徳寺の塔頭として建てられたものだそうで、<br />
往時のものではない。<br />
<br />
<br />
もっと、もっと、時代は下って、江戸の世。　落語でご存じ、花魁千早太夫と相撲取り龍田川のお話。<br />
“千早ふる”は　隠居が<b><font style="color:#006666; font-size:12px;"> “　ちはやぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くゝるとは ”</font></b> に<br />
いい加減な解釈をする話だが、「千早振る神代にもない　いい男」　「冬枯れに無地に流るる龍田川」<br />
などの狂歌が基にある。　<br />
この当時も　美男で様子のいい男業平は勿論のこと、その歌の知名度の高さを示しているわけだ。　<br />
<br />
如月壱弐日　三余堂は初冠に&#32204;、狩衣指貫の出立で<a href="http://www.kanze.com/index.html" target="_blank">在原業平の霊となる</a>。<br />
はてさて　伊勢物語の往時が蘇えるか。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
</font><br />

]]>
</content>
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<title>安穏なれ</title>
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<modified>2012-01-19T17:25:40Z</modified>
<issued>2012-01-20T01:29:43+09:00</issued>
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<created>2012-01-19T16:29:43Z</created>
<summary type="text/plain">!!$photo1!!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　           　                                                    　!!$photo2!!(c)La plume d'oie 2012 　　世の中安穏なれ阪神淡路大震災から早17年。先の大震災から10ヶ月。今年は親鸞</summary>
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<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>鵞毛庵能の花シリーズ</dc:subject>
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<![CDATA[ 
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/259-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/259-1.jpg" border="0" alt="安穏なれ"  width = "340" /></a><br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　           　<br />
<br />
                                                    　<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/259-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/259-2.jpg" border="0" alt="安穏なれ"  width = "338" /></a><br />
<br />
(c)La plume d'oie 2012 　　世の中安穏なれ<br />
<br />
<br />
<font style="font-size:14px;"><font style="font-size:14px;">阪神淡路大震災から早17年。先の大震災から10ヶ月。<br />
今年は親鸞聖人の７５０回忌、大遠忌（だいおんき）。そのスローガンである「世の中安穏なれ」を昨年から多く作品にして、沢山の方々に見ていただきました。<br />
<br />
ただ今、神楽坂のセッションハウスにて<a href="http://www.session-house.net/2f.html" target="_blank">、「大きな夢・小さな絵展」</a>に参加している鵞毛庵は、新年あらためてまた新作を展示しています。<br />
<br />
2012年はどんな年になるのでしょうか？先ほども楽しく一杯やっていた時に　友人の携帯の緊急速報が鳴り、しばらくドキドキしたばかりです。<br />
出来うる限り安穏であって欲しいと願うばかりです。<br />
<br />
上記作品は、正倉院の螺鈿紫檀五絃琵琶の図柄から写した鳥と花のモチーフをあしらった作品です。<br />
<br />
琵琶といえば平家物語。今年の大河ドラマでは　清盛の活躍はどのように描かれるのか、ちょっと興味深々。<br />
<br />
数々の平氏の合戦にまつわるエピソードは能の曲目の題材になってます。<br />
<br />
藤戸の合戦は清盛の死後なので大河ドラマでは描かれないでしょうが、先の三余堂月次にありますように、2月5日のラジオでの三余堂による「藤戸」、みなさま御堪能ください。<br />
とはいっても、日曜の早朝、起きられるかいなァ…　そんなァ、無理です！と知人に言われてしまった鵞毛庵ですが…<br />
<br />
その前に、矢来能楽堂からもすぐ近くの神楽坂セッションハウスガーデンでの展覧会にも、是非お運び下さい。<br />
<br />
鵞毛庵は22日（日）、23日（月）、26日（木）と最終日28日（土）は在廊を予定しております。<br />
<br />
<br />
とにもかくにも、2012年、安穏なれ。</font></font><br />

]]>
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<title>藤戸</title>
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<modified>2012-01-12T01:19:57Z</modified>
<issued>2012-01-12T00:12:25+09:00</issued>
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<created>2012-01-11T15:12:25Z</created>
<summary type="text/plain">初回を終えたばかりの今年のNHK大河ドラマ。大河ドラマが50年目だというので、張り切って平清盛の生涯を描くことになった。平清盛は瀬戸内の海賊を束ねて武家の棟梁となり、太政大臣にまでなったが、そんな一族を描いたのが、『平家物語』。軍記である。その平家物語の第十...</summary>
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<dc:subject>三余堂月次</dc:subject>
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<![CDATA[ 
<font style="color:#6600FF; font-size:14px;">初回を終えたばかりの今年のNHK大河ドラマ。<br />
大河ドラマが50年目だというので、張り切って平清盛の生涯を描くことになった。<br />
平清盛は瀬戸内の海賊を束ねて武家の棟梁となり、太政大臣にまでなったが、<br />
そんな一族を描いたのが、『平家物語』。軍記である。<br />
<br />
その平家物語の第十巻に藤戸の合戦が登場。<br />
今は干拓されて、岡山平野の丘陵として市街化している一帯。<br />
源平の合戦の頃、岡山平野は、幾つかの島が点在する一面の浅海。<br />
「瀬戸の穴海」と呼ばれ、海流の強い讃岐海峡を避けた瀬戸内海の主要な航路であったと。<br />
<br />
源頼朝に伊豆の流人時代から仕えた佐々木三郎盛綱という武将がいた。<br />
この人長いこと仕えているだけあって、なんだかんだと、頼朝挙兵に従って、ご活躍。<br />
富士川の戦いでも有名人だが、備前国児島の藤戸合戦でも有名。<br />
元暦元年（1184年）、佐々木盛綱は平氏追討の為、平行盛率いる五百余騎が篭もる城を攻める。<br />
そのお城、藤戸の海峡のあっちの島なんで。<br />
そこに篭ってしまった行盛に、さぁて、どうしよう…　　島へ渡りたいが、ン〜　如何に。　<br />
しからば、地元の漁師から馬で渡れる浅瀬を聞くのが一番。と、盛綱さん。<br />
<br />
ちゃっかり、しっかりと漁夫のお兄さんに浅瀬を教えて貰っちゃって。<br />
おまけに闇夜に紛れて、二人して裸になって浅瀬を渡ってみたったて言うから、お兄さん、ご親切。<br />
感謝感謝。　だがな、この男、浅瀬の攻め込みを平家に喋らないとも限らん、<br />
味方にこの浅瀬を教えられたら、己の功名がこの手には　…<br />
帰途、盛綱さん物も云わずに漁夫のお兄さんを、刺し、首掻き切って　口封！<br />
<br />
翌朝、波を馬で乗り越え先陣を切って、それぇ〜　と攻め入ったそうな。　<br />
かくて盛綱さん 「川を馬で渡って一番乗りをする話は聞くが、海を馬で渡っての先陣の功。<br />
古今東西前代未聞、希代の例（<font style="font-size:10px;">ためし</font>）」 と大親分の頼朝激賞。<br />
で、備前の児島を所領として賜ったって。<br />
<br />
この佐々木三郎盛綱さん、児島の郷を受領し入国した時に、合戦で荒れた藤戸寺を修復して<br />
源平両軍の戦没の者、先陣の手引きをしてくれた、あの漁夫のお兄さんなどのため、<br />
藤戸寺で大法要を行ったんだそうな。<br />
お寺の飛び境内であった小島にお経を納め、供養塔を建立。　これが今の経ケ島なんだそうで。 <br />
<br />
<br />
この話を、足利将軍に庇護された世阿弥は、能『藤戸』として描いた。<br />
<br />
佐々木盛綱が所領として賜った児島に赴くと、一人の老婆が現れて盛綱に恨み言を云う。<br />
そう、この老婆ご明察の通り。漁夫のおっかさん。　さぁて、なんと言ったろう…<br />
相対する盛綱さんはなんとしたろう…　　殺された漁夫のお兄さんはどんな想いだったろうか…<br />
<br />
　　　盛綱　「心を静め声を上げ　一切有情　殺害三界　不堕悪趣<br />
　　　漁夫　「御弔いはありがたけれども。恨みはつきぬ、妄執を…<br />
<br />
と、海上に漁夫のお兄さんの霊が。突然刺し通されて殺された揚句に弔われたって、ねぇ〜　<br />
　　が、オットどっこい<br />
　　「生死(<font style="font-size:10px;">しょうじ</font>)の海を渡りて　願いのままに　やすやすと　彼(<font style="font-size:10px;">か</font>)の岸に　至り至りて<br />
　　　　　　　　彼(<font style="font-size:10px;">か</font>)の岸に　至り至りて　成仏得脱　(<font style="font-size:10px;">じょうぶつとくだつ</font>)の身となりぬ。<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　成仏得脱　(<font style="font-size:10px;">じょうぶつとくだつ</font>)の身とぞなりにける。<br />
<br />
『藤戸』に描かれた其々は、作る、演じる、それを見聞きする、夫々の中で　それぞれに息づく。<br />
日曜の朝、その、それぞれにお耳を拝借。<br />
<br />
　　　　　２月５日　ＮＨＫＦＭラジオ　ＡＭ7:20〜　<a href="http://www.nhk.or.jp/koten/noh_kyogen/" target="_blank">能楽鑑賞</a> 　『藤戸』<br />
　　　　　　<font style="font-size:10px;">シテ　漁夫のおっかさん・漁夫の霊</font>　五木田　三郎　　　<font style="font-size:10px;">ワキ　佐々木盛綱　　</font>観世喜正<br />
</font><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />

]]>
</content>
</entry>
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<title>壬辰の春に</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/257.html" />
<modified>2011-12-31T15:00:20Z</modified>
<issued>2012-01-01T00:00:20+09:00</issued>
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<created>2011-12-31T15:00:20Z</created>
<summary type="text/plain">恭頌新禧!!$photo1!!2011の大晦日の東京はこの季節らしい一日であった。おテント様が真っ青な空に輝いて、乾いた冷たい空気に街路樹のイチョウが舞っていた。四人の童子が、“おっと　うつむきゃ涙がこぼれる　いつでも楽観　上向き童子　”と、空を仰ぎ今日のこの日を待っ...</summary>
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<name>nogakusanpo</name>
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<dc:subject>案内望遠鏡</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="color:#CC0000; font-size:36px;">恭頌新禧</font><br />
<br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/257-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/257-1.jpg" border="0" alt="壬辰の春に"  width = "360" /></a><br />
<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">2011の大晦日の東京はこの季節らしい一日であった。<br />
おテント様が真っ青な空に輝いて、乾いた冷たい空気に街路樹のイチョウが舞っていた。<br />
四人の童子が、“おっと　うつむきゃ涙がこぼれる　いつでも楽観　上向き童子　”と、空を仰ぎ<br />
今日のこの日を待っていた。<br />
<br />
2012年　1月1 日。壬辰の元旦を迎えた。<br />
<br />
正月の能の初会には　『翁』が演じられる。　<br />
これは能の成立に先行して行われていた、猿楽の本来の役目のものであった。　<br />
役者が翁面をつけ、天下泰平を寿ぎ、国土安穏を祈って翁の舞を舞う。<br />
現行の形は世阿弥時代の形態を伝えていると云われ、今も、上演前は精進潔斎、別火をする。<br />
『べっか』と読む別火は、日常用いる火による穢れを忌んで、炊事の火を別にすることだ。<br />
翁に際しては、神職が神事などに際して行う別火を行い、開始直前に鏡の間での杯事をする。<br />
翁は舞台上でも、正面に深々と拝礼をし、所定の場所に着座すると　おもむろに　<br />
　“とうとうたらりたらりら。たらりあがりららりとう。”　と発声。<br />
　“ちりやたらりたらりら。　たらりあがりららりとう。”と、地謡が答える。<br />
判らんような、判らんような…　が、わかったような　翁の初頭の詞章である。<br />
これは神事なのである。<br />
 “およそ千年の鶴は。万歳楽と謳うたり。また萬代の池の亀は〜<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天下泰平。国土安穏。今日の御祈祷なり〜　”　と　翁が謡う。<br />
<br />
陽を仰ぐ童子も、地を舞う翁も届けとばかりに思う願いは同じ。<br />
</font><br />
<br />
　　　<font style="font-size:10px;">　薮内佐斗司 作　上向き童子</font>　<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/257-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/257-2.jpg" border="0" alt="壬辰の春に"  height = "240" /></a>　<font style="font-size:10px;">於西荻地域区民センター</font><br />
<br />
<br />
<br />
<br />

]]>
</content>
</entry>
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<title>いやはやもうすぐ冬至</title>
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<modified>2011-12-19T15:02:01Z</modified>
<issued>2011-12-20T00:02:01+09:00</issued>
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<created>2011-12-19T15:02:01Z</created>
<summary type="text/plain">    　　　 もうすぐ冬至だというのに、まだまだ綺麗なイチョウの黄金色が目に入ります。あと数日でクリスマスなんですが．．．     　　　鵞毛庵は11月末からずっとあちこちのギャラリーでクリスマス展を掛け持ち。ただ今、最後の展示が北浦和のアートプレイスKで27日まで...</summary>
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<dc:subject>鵞毛庵能の花シリーズ</dc:subject>
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<![CDATA[ 
    　　　<font style="font-size:14px;"> もうすぐ冬至だというのに、まだまだ綺麗なイチョウの黄金色が目に入ります。あと数日でクリスマスなんですが．．．<br />
<br />
     　　　鵞毛庵は11月末からずっとあちこちのギャラリーでクリスマス展を掛け持ち。ただ今、最後の展示が北浦和の<a href="http://artplacek.sakura.ne.jp/index.html" target="_blank">アートプレイスK</a>で27日まで行われています。<br />
<br />
     　　　さて、そのクリスマス。キリストの誕生を祝った日なのですが、本当は生まれたのは12月なんかじゃないのです。キリスト誕生にまつわる記載がある新約聖書のルカやマタイの福音にも、日付はどこにも出てきません。<br />
ではなぜ12月25日になったのか？？？<br />
<br />
    　　　 それは、キリスト教以前から、ケルトやらゲルマンやら北欧やら、あちこちの民間信仰で冬至の祝いがあったからなのです。昔は冬至で一年が終り、翌日からどんどん日が長くなって春に向かうというわけで、五穀豊穣を願って神に感謝したり、一年の締めくくりとしてさまざまな風習がありました。　神様が悪い子を見つけては叱責し、良い子にはお菓子や贈物を持ってくるなどというような言い伝えもたくさんあります。なぐごはいねが〜〜〜〜のナマハゲみたい。<br />
<br />
     　　　そして人々は互いに感謝の念を贈物であらわしたり、困っている人に施しをしたりなどという風習もいたるところであったのでした。<br />
<br />
    　　　 キリスト生誕（正しくは降誕）の祝いを広めるには、民間に強く根付いた風習を上手く取り入れて融合させるのがよいとのことで、12月25日に落ち着いたとされるのが、紀元4世紀頃のことです。<br />
<br />
    　　　 今年は展覧会用のクリスマスカードやミニ作品に　クリスマス柄を沢山描きました。ヒイラギは常緑なので緑は永遠の命を象徴、赤い実はキリストが流した血、ヒイラギ（西洋ヒイラギ）のとげは古くから邪気を払うともされ、（あれ？これ、節分の時の．．．。）、リボンは永遠の結びつき、鐘はキリスト誕生を知らせる、羊飼いのベルから音を聞き迷わず神の元に帰れる、音で邪気をはらう魔よけ、などそれぞれ意味があります。<br />
<br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/256-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/256-1.jpg" border="0" alt="いやはやもうすぐ冬至"  width = "360" /></a><br />
<br />
     　　　さてさて、日本でも冬至は暦の上で節目。柚子湯にかぼちゃにうどんに、無病息災を願ってあれやこれや。そしてクリスマス、大晦日と、いろいろあった一年も余すところわずかです。<br />
<br />
皆様　どうぞ良い年を迎えられますように。<br />
今年も一年間、「能楽さんぽ」をご愛読ありがとうございました。　</font><br />

]]>
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<entry>
<title>目次</title>
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<modified>2011-12-16T13:22:17Z</modified>
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<summary type="text/plain">　広辞苑に　“箇条または題目の順序。　目録。　書物・雑誌の内容の見出し書き。”　と、書かれている　目次。　内容の順序や、見出しは良しとして、目録とは何ぞや。　古くは書物や文書中の題目だけを集めて書いたものとか、進物の物品名や金銀の額などを記した文書。　</summary>
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<name>nogakusanpo</name>
<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>三余堂月次</dc:subject>
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<![CDATA[ 
<font style="color:#006600; font-size:14px;">　広辞苑に　“箇条または題目の順序。　目録。　書物・雑誌の内容の見出し書き。”　<br />
と、書かれている　目次。　内容の順序や、見出しは良しとして、目録とは何ぞや。　<br />
古くは書物や文書中の題目だけを集めて書いたものとか、進物の物品名や金銀の額などを<br />
記した文書。　といった意味がある。　<br />
要するに中身の書上げで、ひとつ、なになに…　　ひとつ、なになに…　と　内容が端的に<br />
判るようにしたものであるから、ざっと目を通して　すっかり判った気にさせてくれる代物。　<br />
取敢えず目次を見て、食指の動いた所へ移動をしてっ。　<br />
<br />
　特定の項目を素早く見付け出せるようにしたものに、索引がある。<br />
兎にも角にも、探している処へいきつけるように、用語などを抜き出して、参照すべき場所を<br />
示したリストだ。　五十音順などに分類している。<br />
日本など東アジアでは書物に索引を付ける習慣がなかったそうで、いかにも学術論文の<br />
項目整理や、整頓の必要に迫られて誕生した、という感じがする。　　百科事典や参考書に<br />
欠かせない索引は、巻末に、小説などの小見出しの目次は、巻頭にあることが多い。<br />
もっとも、量が多くなれば百科事典はそれだけで一冊となる索引や、<br />
国によっては巻末に来る目次など姿は様々。ＷＥＢサイトも見出しや目次は大切で　<br />
何処に何があるやら簡単に探し出せることが　ミソ。<br />
何処だ？と思っただけで、人差指が指示してくれるような設定が出来れば有難いのだが。<br />
<br />
　当初、少しでも簡素な画面を！と要望して出発した【能楽さんぽ】。<br />
削って、削って、　必要最低減に削った。　勿論、所謂　目次もなくした。<br />
　　“何処に何があるのかさっぱりわからん！表題と内容を書き出せ！”<br />
　　“もくじ、目録、索引、インデックス等々なんでもいいから過去の記事を判り易く見せよ！”との<br />
声もあった。　が、簡素が一番と姿勢を守った。　<br />
大した時間がたった訳でもないが、旧態依然としたブログ形式はちょっとした文化遺産に<br />
なりつつある。そう言ってそのままも宜しくはないので、新年を迎える前に　ススハライ。<br />
先ずは、能の曲目について書いたものを拾っての作業開始。　<br />
手前ミソのような、忸怩たるものがありながらも以下に書き出す　厚顔無恥。<br />
</font><br />
<br />
<br />
<br />
<font style="color:#990000; ">２００６年１０月	          <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2006&m=10&datefile=200610" target="_blank">半蔀</a>　　　　　　蔀戸に絡む夕顔は<br />
２００７年０５月	  <a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2007&m=05&datefile=200705" target="_blank"> 頼政</a>　　　　　　　源三位頼政<br />
２００８年０３月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2008&m=03&datefile=200803" target="_blank"> 野守</a>　　　　　　　野守の鏡<br />
２００８年０７月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2008&m=07&datefile=200807" target="_blank">錦木</a>　　　　　　　錦木伝説<br />
２００８年１０月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2008&m=10&datefile=200810" target="_blank">三輪</a>　　　　　　　三輪<br />
２００８年１２月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2008&m=12&datefile=200812" target="_blank">百萬</a>　　　　　　　百萬<br />
２００９年０２月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2009&m=02&datefile=200902" target="_blank">鉢木</a>　　　　　　　トピアリーに続いて鉢木御鑑賞の一席<br />
２００９年１０月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2009&m=10&datefile=200910" target="_blank">隅田川</a>　　　　　	すみだ川<br />
２０１０年０５月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/187.html" target="_blank">景清</a>　　　　　　　 藤原景清<br />
２０１０年０６月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/191.html" target="_blank"> 遊行柳</a>　　　　　　老木の柳<br />
２０１０年０６月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/192.htm" target="_blank">西行桜</a>　　　　　　西行桜<br />
２０１０年０７月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2010&m=07&datefile=201007" target="_blank">芦刈</a>　　　　　　　 葦・蘆・芦<br />
２０１０年０８月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/198.html" target="_blank">熊坂</a>　　　　　　　　熊坂長範 <br />
２０１０年０９月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/200.html" target="_blank">経正</a>　　　　　　　　琵琶<br />
２０１０年０９月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/202.html" target="_blank"> 船弁慶</a> 　　　　  しかるにこうせんなぁ〜<br />
２０１０年１０月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/206.html" target="_blank">紅葉狩</a>　　　　　　紅葉狩<br />
２０１０年１１月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/210.html" target="_blank"> 巻絹</a>　　　　　　　　巻絹<br />
２０１０年１１月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/209.html" target="_blank">山姥</a>　　　　　　　　かくれ里<br />
２０１０年１２月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/212.html" target="_blank"> 猩々</a>　　　　　　　　汲めどもつきぬ　酒の壷　　　　　　　　<br />
２０１１年０１月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/216.html" target="_blank"> 翁</a>　　　　　　　　　　初会の翁　　　　　　　　　<br />
２０１１年０４月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/226.html" target="_blank"> 源氏供養</a>　　　　　源氏供養　　　　<br />
２０１１年０６月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/233.html" target="_blank">自然居士</a>　　　　　自然居士<br />
２０１１年０６月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/235.html" target="_blank"> 葵上</a>　　　　　　　　葵          <br />
２０１１年１０月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/249.html" target="_blank">東北</a>　　　　　　　　東北          <br />
２０１１年１０月	  <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/248.html" target="_blank"> 松虫</a>　　　　　　　千草に集く虫の音　(ちぐさにすだくむしのね)          　<br />
２０１１年１１月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php?y=2011&m=11&datefile=201111" target="_blank">女郎花</a>　　　　　　　をみなめし<br />
２０１１年１２月	   <a href="http://http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/254.html" target="_blank">融、頼政、満仲、頼光、大江山、羅生門</a>　　　　あの時代　みんなが大好きだった物語<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />

]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>あの時代　みんなが大好きだった物語</title>
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<modified>2011-11-30T15:05:01Z</modified>
<issued>2011-12-01T00:05:01+09:00</issued>
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<summary type="text/plain">　　歌舞伎十八番の内に　外郎売というのがある。「外郎売　実ハ　曾我五郎」という設定の話で、享保三年、二代目市川団十郎が勤めたのが初めという。　　外郎売の口上で　“　拙者親方と申すは〜　”　と始まり、　　“　〜武具、馬具、武具、馬具、三武具馬具、合せて武</summary>
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<name>nogakusanpo</name>
<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>案内望遠鏡</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="color:#990000; font-size:14px;">　　歌舞伎十八番の内に　外郎売というのがある。<br />
「外郎売　実ハ　曾我五郎」という設定の話で、享保三年、二代目市川団十郎が勤めたのが<br />
初めという。　　外郎売の口上で　“　<b><font style="color:#990000; font-size:12px;">拙者親方と申すは〜</font></b>　”　と始まり、<br />
<br />
</font>　　<font style="color:#990000; font-size:12px;"><b>“　〜武具、馬具、武具、馬具、三武具馬具、合せて武具馬具　六武具馬具 〜　<br />
   煮ても焼いても喰われぬものは、五徳、鉄灸、金熊童子に、石熊、石持、虎熊、虎鱚。　<br />
   中にも、東寺の羅生門には茨城童子が腕栗五合掴んでおむしゃる。<br />
   かの頼光の膝元去らず、鮒、金柑、椎茸、後段な、蕎麦切り、素麺、饂飩か愚鈍な 小新発知〜　”</font>　</b>　 <br />
<font style="color:#990000; font-size:14px;"><br />
<br />
と、訳のわかったような、判らんような　調子のいいセリフが続く。早口言葉や滑舌の稽古に<br />
使うことで知られているから、何処かで耳にした記憶があると思う。<br />
<br />
 “かの頼光(らいこう)の膝元去らず”　と、ここに登場の頼光。<br />
平安は中頃の武将。　父は鎮守府将軍の源満仲。　その長子で、清和源氏の3代目というから、<br />
結構な御家柄である。　成人して出仕し、藤原氏の下で官職を得たらしい。<br />
関白兼家の葬儀でのこと。藤原道長の振る舞いに、“うぅ〜む”と　思うところあって、側近として<br />
従うようになったとか。　それまでにしっかり受領として蓄えた財で、道長にしばしば御進物。<br />
　“道長さまぁ〜　ファンなんですぅ〜”と、道長に一所懸命お尽くしして、道長権勢と共にご発展。<br />
しかるに頼光。　武門の名将「朝家の守護」と呼ばれた、と！<br />
この頼光、玄孫、即ちやしゃごに宇治平等院で自刃した<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/48.html" target="_blank">源頼政</a>がいる。<br />
<br />
寛仁元年　(1018年）、大江山夷賊追討の勅命で　頼光は頼光四天王らと共に鬼退治を行った。<br />
京都の成相寺に頼光が自らしたためた追討祈願文書があるという。<br />
　“どうぞ、鬼退治が上手くいきますように”っていうことである。<br />
酒呑童子が、茨木童子をはじめとする多くの鬼を従えて、大江山から、しばしば京都に出没し、<br />
高貴な若い姫をさらったり、生のまま喰ったりの、ぞぉっとする悪行の数々。<br />
帝の勅命で、源頼光と頼光四天王が討伐したという、お話は夢か現か…<br />
酒盛りの最中に、酒を酒呑童子に飲ませて寝首を掻き成敗したが、そこは酒呑童子。<br />
首を切られた後でも頼光の兜に噛み付いていたそうな。<br />
討伐祈願の成相寺には、酒盛りの時の酒徳利と杯が所蔵されているというから、こりゃぁ現かな…。<br />
<br />
この四天王、渡辺綱を筆頭として坂田金時、卜部季武、碓井貞光　のご面々。<br />
渡辺 綱（わたなべのつな）は、大江山の酒呑童子退治は勿論、京都の一条戻り橋の上で鬼の腕を<br />
源氏の名刀「髭切りの太刀」で切り落としたってお話でも有名。<br />
能『羅生門』は舞台を一条戻り橋から羅生門に置き換えたもので、この綱さん、源融（みなもとのとおる）の御子孫で、かの頼光さんの御親戚なんですねぇ。　故に正式な名乗りは源綱（みなもとのつな）。　<br />
源融は陸奥国塩釜の風景を模して六条河原院を造営したとかいう　嵯峨天皇の子。<br />
臣下に下り　源姓を賜って…　光源氏のことだなんて、謂われたり。百人一首の河原左大臣である。<br />
要は綱さんも、頼光さんもなかなかのご出自ということ。<br />
<br />
坂田金時（さかたのきんとき）は、まさかり担いだ金太郎さん。<br />
きんたろさんが「金時豆」の由来なら、息子の坂田金平は「きんぴらゴボウ」の由来とな…。<br />
卜部 季武（うらべのすえたけ）は知る人ぞ知る、知らない人はてんで存じ寄らない<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　酒呑童子退治の人！<br />
碓井貞光（うすいさだみつ）は、童話の『金太郎さん』では、樵に身をやつして、旅をする最中の足柄山で金太郎を見つけて、源頼光のもとへ連れて行くということになっている、碓氷峠のおっさん。<br />
<br />
<br />
ここまでに出てきた『融、頼政、満仲、頼光、大江山、羅生門』。<br />
それぞれ流儀によって多少の違いはあれど皆、能の曲になっている。<br />
所縁の曲には渡辺綱をはじめ酒呑童子等々が、ご登場。当時としては誰でも知っていたお話。<br />
外郎売りが実は…と、歌舞伎でいう曽我兄弟のお話も　能には『小袖曽我』をはじめとする<br />
曽我物ってものがある。これらが作られた室町期の　あの時代　みんなが大好きだった物語。<br />
能の中で今に伝えられているってことで、当時の趣味なんぞを垣間見て<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　へぇーとか、ほぉーとか　突っ込みながらのご鑑賞もこれまた　一興。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
三余堂12月<a href="http://www.kanze.com/index.html" target="_blank">観世九皐会</a>で能　『頼政』　の地頭を 勤める。</font><br />
<br />
<br />
<br />

]]>
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<title>毎年恒例の</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/253.html" />
<modified>2011-11-19T18:25:19Z</modified>
<issued>2011-11-20T03:21:36+09:00</issued>
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<created>2011-11-19T18:21:36Z</created>
<summary type="text/plain">　　　11月になると近所の八幡様に「七五三」の祈願受付が告知されますが、なんだか年々その姿を見かけない気が。やはり少子化なのでしょうか？でも、つい先日、若いお母さん達が、ドレス姿と着物姿で4,5枚撮影し、着物は自分の着たのを持ち込んで娘に着せたのだとか、いろ...</summary>
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<name>nogakusanpo</name>
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<dc:subject>鵞毛庵能の花シリーズ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="font-size:14px;">　　　11月になると近所の八幡様に「七五三」の祈願受付が告知されますが、なんだか年々その姿を見かけない気が。やはり少子化なのでしょうか？でも、つい先日、若いお母さん達が、ドレス姿と着物姿で4,5枚撮影し、着物は自分の着たのを持ち込んで娘に着せたのだとか、いろいろおしゃべりしていたのが耳に入りました。うん、やっぱりちゃんとやってるんだ、と。<br />
<br />
　　　そしてこの時期、あの、ボージョレーヌーボー。これも、以前ほど騒ぎじゃないのではと思いますが、それなりに盛り上がっているところを通りかかった鵞毛庵。試飲もできるとあって大賑わい。売るほうも買う方も、もっともらしいウンチクたっぷりで、それを聞いてるだけで下手な芸人の話より面白い！<br />
そこに日仏カップルが通りかかって．．．フランス人のダンナ様、一瞥を投げかけただけで、試飲する奥様をせかしつつ、こんな若いワインなんかと試飲もせずに去って行ったのでした。鵞毛庵はさんざん試飲しただけで、やっぱり買わず。<br />
　<br />
　　　東京はなかなか気温が下がらなかったので紅葉も黄葉もいまひとつですが、繁華街はすっかりクリスマスモード。鵞毛庵も実はクリスマスモードにどっぷりです。<br />
<br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/253-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/253-1.jpg" border="0" alt="毎年恒例の"  height = "240" /></a><br />
<br />
</font><font style="color:#FF0000; font-size:22px;"><b><font style="font-size:18px;">ノエル展</font></b></font>　　<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">クリスマスをご一緒に。<br />
<br />
11月23日〜30日<br />
場所　<a href="http://www.session-house.net/2f.html" target="_blank">神楽坂　セッションハウス・ガーデン</a><br />
時間　11:00〜19:00（初日は13:00から、最終日は17:00まで）<br />
（セッションハウスのサイトには12:00からと記載されてますが11:00からです！）<br />
出展作家　　池田亜矢子　青木明美　金魚時間　五木田摩耶　小坂井順子　さかもと直子<br />
中谷　綾　宮岡宏会　山岸菜穂子<br />
26日（土）、27日(日)　13:00〜17:00　出展者によるワンコインワークショップ（予約不要）<br />
<br />
カリグラフィー、リース、キャンドル、ペーパークイリング、パーチメントクラフト、フランス額装、染色型染め、クリスマスオーナメント、ビーズジュエリーの作家たちが、クリスマスやお正月を素敵に演出する品々を揃えて、皆様のお越しをお待ちしております。<br />
<br />
鵞毛庵はプレゼントにも最適なミニミニ額作品や豆本、カード、ハガキ、シールなど、クリスマスやお正月用品をいろいろと揃えております。<br />
開催中、26日(土)、27日(日)は、13時〜17時の間、出展者による￥５００ワンコインワークショップを企画しています。どうぞ手ぶらでご自由にご参加下さい。<br />
カリグラフィーでは、小さなクリスマスの作品をマーカーでお試しいただけます。<br />
<br />
この展覧会は12月1日からは南越谷の<a href="http://www.studiok-web.net/index.html" target="_blank">ギャラリーK</a>に巡回します。（Natale展）<br />
また、鵞毛庵は同時に小手指の<a href="http://www6.ocn.ne.jp/~g-ushin/11.html" target="_blank">ギャラリーUSHIN</a>のCraft展にも参加します。12月11日(日)はクリスマスを演出する作品の１dayレッスンを予定しています。こちらのお申込はギャラリーへ。</font><br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/253-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/253-2.jpg" border="0" alt="毎年恒例の"  height = "240" /></a><br />

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<title>回転寿司</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/252.html" />
<modified>2011-11-11T15:00:41Z</modified>
<issued>2011-11-12T00:00:41+09:00</issued>
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<created>2011-11-11T15:00:41Z</created>
<summary type="text/plain">大きな三角の空き地ができた。整地されたその空き地に看板が立てられる。『ほほぅ、寿司屋ができるのか。それにしては土地が　広すぎるなぁ…』ほとんど郊外と言ってもいい街道沿い、今までは小さなファミリーレストランがあった。『う〜む、この辺に鮨屋はなかったからな</summary>
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<name>nogakusanpo</name>
<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>三余堂月次</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="color:#666600; font-size:14px;">大きな三角の空き地ができた。<br />
整地されたその空き地に看板が立てられる。<br />
『ほほぅ、寿司屋ができるのか。それにしては土地が　広すぎるなぁ…』<br />
ほとんど郊外と言ってもいい街道沿い、今までは小さなファミリーレストランがあった。<br />
『う〜む、この辺に鮨屋はなかったからなぁ…　そうか、回転寿司ってやつだ。』<br />
<br />
<br />
回転寿司は、コンベアでぐるぐる回る小皿の寿司を、客が好みで自由に取る、<br />
半分セルフサービスの気軽な寿司屋として登場したものだ。<br />
だいだい、そのベルトコンベアなるものは、1830年代頃からあったという。<br />
文政６年生まれの、あの、勝海舟の青年期真っ盛りという頃か。結構古い話である。<br />
実用的なものはもっと、後年になってから開発されたらしいが、 生産現場で活用される<br />
ようになったのは、1913年にヘンリー・フォードがフォード・モーターの工場でのこと。<br />
大量生産組み立て現場から広まったそうだ。<br />
すぐに浮かぶ　チャップリン・モダンタイムスは１９３６年の製作の映画。<br />
ベルト上に流れる部品を加工する作業、流れ作業が、人間性を無視した労働の喩えだともされた。<br />
時が移ると、そんなベルトの上に　寿司の皿が乗り、客は専ら食う作業。<br />
<br />
今は寿司以外にも　副食類、飲み物、スイーツなどを廻して、あらゆる層に対応する想定の店が<br />
多いという。　要するに　すし屋のファミレスだ。<br />
この廻る寿司やは、大阪の<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/239.html" target="_blank">立ち喰い寿司</a>の経営者が、多数の客の注文を効率的にさばくには…　と思いめぐらし、「コンベヤ旋廻食事台」を考案したという。<br />
1958年、当時の大阪府布施市の近鉄布施駅北口に最初の回転寿司店である「元禄寿司」を開いた。<br />
一方、宮城県の企業が東日本での「元禄寿司」の営業権契約を獲得して、10年後の1968年に、<br />
仙台市に「元禄寿司」のフランチャイズ店を開店。1970年の日本万国博覧会に「元禄寿司」が<br />
出展して知名度が一気に高まり、廉価で手軽、明朗会計で受けたという訳だ。<br />
この回転寿司の台、「コンベヤ旋廻食事台」は、1962年実用新案登録されていたが、その権利が<br />
1978年に切れると、新規参入企業が手を挙げて競争が激化。　やたらと　回転寿司が開業した。<br />
<br />
夕方のニュース番組は時として、回転する寿司屋のための時間のように、どのチャンネルも回転寿司<br />
ばかりが登場する。　あれでは　廻らない鮨屋は寿司屋ではないと子供が思っても不思議はない。<br />
もっとも、万博の頃に生まれた人もすでに四十であるから、すでに　寿司屋は廻るものなのだろうが…<br />
<br />
<br />
そんなこんなを思いながら　金網越しに広くならされた土地を覘く。<br />
隅のほうには草が生えて　耳を澄ますともなく聞こえてくるのは晩秋の虫の音だった。<br />
背中を大きなトラックが　タクシーを従えるように走り抜けていく。<br />
この街道にいつ回転寿司の看板は上がるのだろうか。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
</font><br />

]]>
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<title>をみなめし　</title>
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<modified>2011-10-31T15:31:49Z</modified>
<issued>2011-11-01T00:31:49+09:00</issued>
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<created>2011-10-31T15:31:49Z</created>
<summary type="text/plain">そろそろ花時も終盤の、青味がかった黄色い花。粟粒のようにぎっしり花がついている。日当たりのいい場所に草丈を一メートル程にまで伸ばして　風になびく。そこで　まいまいしている蝶はベニシジミだろう、朱赤の小さなのが飛び交う。　日の出時刻が午前六時を過ぎた東京</summary>
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<dc:subject>案内望遠鏡</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="color:#006600; font-size:14px;">そろそろ花時も終盤の、青味がかった黄色い花。粟粒のようにぎっしり花がついている。<br />
日当たりのいい場所に草丈を一メートル程にまで伸ばして　風になびく。<br />
そこで　まいまいしている蝶はベニシジミだろう、朱赤の小さなのが飛び交う。　<br />
日の出時刻が午前六時を過ぎた東京の秋はだいぶ深かまった。<br />
この時期　虫の声が最後のコンカツとばかりに　陽が高くなっても必死に声を上げてもがいている<br />
ように思える。　　もっとも、昼にしか鳴かないのもいるが…　<br />
秋の七草の仲間、黄色い花は　「女郎花しほるゝ野辺をいづことて一夜ばかりの宿を借りけむ」　と　<br />
源氏物語に登場する。　　　その花は　「をみなへし」　。　「女郎花」　と書く。<br />
<br />
この漢字を宛てるのは平安の延喜年間以後だという。<br />
女郎花の、『をみな』　は若い女性、女性、佳人のことで、当時の貴族の令嬢や夫人を指していた。　<br />
『えし』は粟に例えて『飯』に通じるとか、あまりに花が美しいので、女性の美しさが減す、減し、だとか　<br />
諸説粉粉。　それ以前の万葉では何と書いたか。首を捻ったままになりそうな　「娘子部四」「姫押」<br />
「佳人部為」「美人部師」などの字を宛てたという。　三余堂判読不可。<br />
<br />
女郎花より全体的に大きく、少し早い時期に白い花をつける　「をとこへし」　というのもある。<br />
黄色いオミナエシを粟花　あわばな、白い花の オトコエシを米花　こめばな、女郎花、男郎花と書いた。<br />
古の風を感じる。もっとも、三余堂亭主が近隣で見かけるのは　野生種ではなかろうから　どこまで<br />
それに近づけるか、どうか。<br />
秋の七草　女郎花、尾花、撫子、桔梗、藤袴、葛、萩は　今や園芸種に頼らざる負えないようで。<br />
<br />
能に　『女郎花』　という曲がある。これを「をみなめし」と読ませる。<br />
九州から都に上った僧が、山城の国で、道端の女郎花を手折ろうとすると、老人が現れてそれを<br />
止めた。老人は石清水八幡宮の近くの男塚、女塚が並ぶ山陰に僧を連れて行いくと、塚に葬られて<br />
いるのは小野頼風でこの自分であると言い残し秋風に消える。<br />
さて、ここからがナンダカンダと、僧の読経のうちに男女の霊が身の上を語り始める。<br />
大した愛憎物語である。この先は能をご観覧のご仁がそれぞれに　感慨にふけって頂くこととして。<br />
<br />
<br />
現在、京都と大阪から約30分ほどのところに京都府の八幡市があるが、其処で平安初期の叶わぬ<br />
恋物語を今に伝えている。<br />
男の名は、小野頼風。　京で深い契りを結んでいた女がいた。<br />
国元の八幡へ戻った頼風を京の女は思いあまって訪ねると、男が他の女と暮らしていることを知り、<br />
悲嘆のあまり泪川に身を投げて死んだ。<br />
やがて、女が脱ぎ捨てた山吹重ねの衣が朽ちて、そこから女郎花が咲いた。<br />
頼風が花に近づくと、まるで頼風を嫌うようになびく。　頼風は「こんなにも私を恨んで死んだのか」と　<br />
自責の念にかられ、放生川に身を投げた。人々はこれを哀れんで、男塚、女塚を築いた。　<br />
男塚の頼風の塚の周りに茂っている葦は　「片葉の葦」　と呼ばれて、女塚の女郎花塚の方向にだけ<br />
葉がついて、その葉が、女郎花塚に向かい今も　「恋しい、恋しい」　となびいているのだという。<br />
<br />
京都府八幡市の図書館くに「頼風塚」または「男塚」といっている　小さな五輪石塔がある。<br />
これに対して、少し離れた松花堂庭園の西隅にある小さな五輪石塔を　<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「女郎花塚」「女塚」といっている。<br />
<br />
今月5日には<a href="http://www.kanze.com/index.html" target="_blank">　観世九皐会</a>で能　『女郎花　おみなめし』　演能。<br />
</font></font></font></font><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />

]]>
</content>
</entry>
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<title>ようやく秋らしく．．．</title>
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<modified>2011-10-19T15:50:16Z</modified>
<issued>2011-10-20T00:50:16+09:00</issued>
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<created>2011-10-19T15:50:16Z</created>
<summary type="text/plain">　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!!$photo1!!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　能　「紅葉狩」　&copy;Ｌa plume d’oie 2011　　暑さがぶり返したりしていますが、それでも季節は秋。金木犀も終わりに近づき、日の暮</summary>
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<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>鵞毛庵能の花シリーズ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/250-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/250-1.jpg" border="0" alt="ようやく秋らしく．．．"  height = "240" /></a>　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br />
　　　　　　　　　　　　　　　能　「紅葉狩」　&copy;Ｌa plume d’oie 2011<br />
<br />
<br />
　<font style="font-size:14px;">　暑さがぶり返したりしていますが、それでも季節は秋。<br />
金木犀も終わりに近づき、日の暮れも早まってきました。紅葉はすぐそこに。そしてやがて枯葉へと。。。</font><br />
<br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/250-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/250-2.jpg" border="0" alt="ようやく秋らしく．．．"  width = "360" /></a><br />
シャンソン「枯葉」&copy;Ｌa plume d’oie 2011<br />
<br />
<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">今月28日から鵞毛庵（ラ・プリュム・ドワ）の近作展が始まります。<br />
<br />
<b><font style="color:#009900; font-size:18px;">五木田摩耶　近作展</font></b><br />
<br />
<font style="font-size:16px;">10月28日（金）〜11月1日（火）<br />
14:00〜19:00　（最終日は18:00まで）</font><br />
<br />
場所　<a href="http://imago.blog.ocn.ne.jp/blog/cat10948348/" target="_blank">カフェ＆ダイニング　イマーゴ　ギャラリー</a><br />
<br />
「能の花」シリーズや「シャンソンを描く」など近作、新作を展示いたします。<br />
また<font style="color:#3333CC; ">、<b>ラ・プリュム・ドワの教室作品展</b></font>も行います。東京および近郊の各教室の皆さんの力作も合わせて展示いたします。どうぞお運び下さいませ。</font><br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/250-3.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/250-3.jpg" border="0" alt="ようやく秋らしく．．．"  height = "240" /></a>　&copy;Ｌa plume d’oie 2011<br />
<br />
Ab&eacute;c&eacute;daire　ｱﾙﾌｧﾍﾞｯﾄ集　　教室受講生共同作品<br />

]]>
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<title>東北　とうぼく</title>
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<modified>2011-10-11T15:16:57Z</modified>
<issued>2011-10-12T00:16:57+09:00</issued>
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<created>2011-10-11T15:16:57Z</created>
<summary type="text/plain">東北(とうほく)、艮(うしとら)の方位は、陰陽道では鬼門なんだそうでございます。 その昔、悪事や禍をなす鬼の出入りする方角ってことで、鬼門封じの寺院が設けられたんでございますよ。　そんなお寺の一つが　お能の『東北』、この曲の舞台でございます。うしとら　じゃぁ...</summary>
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<dc:subject>三余堂月次</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="color:#FF66FF; font-size:14px;"><font style="color:#CC00FF; font-size:14px;">東北(とうほく)、艮(うしとら)の方位は、陰陽道では鬼門なんだそうでございます。 <br />
その昔、悪事や禍をなす鬼の出入りする方角ってことで、鬼門封じの寺院が<br />
設けられたんでございますよ。　そんなお寺の一つが　お能の『東北』、この曲の舞台でございます。<br />
うしとら　じゃぁございません。　東北院(とうぼくいん)の　『　と　う　ぼ　く　』と読むんでございます。<br />
平成の世も、京都市左京区には東北院があって、『軒端の梅』っていう古い梅の木もあるんだそうで。<br />
まぁ　今も同所、同寺かどうかはともかく、その昔に東国から旅の僧がこの東北院にお着きになりました。この東北院は、先ほど梅の木があると申しましたでしょ。<br />
旅のお坊様、その木を　『和泉式部』という名前の梅の木だとご近所さんに教えられましてね。<br />
そこらをうろうろとしていますと、梅の故事を語る、『女子』っていうんですか、<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　女と出逢ったのでございますよ。<br />
<br />
「お坊様、お坊様ぁ〜！　そこの梅のこと教えてあげるからぁ〜ん！」<br />
「さっき、そこの人に　『和泉式部』っていう木なんだって聞いたけどォ…。」<br />
「あらぁ〜ん、それってェ〜　<br />
　　　『好文木（こうぶんぼく）』とかぁ　〜　『鶯宿梅（おうしゅくばい）』って、呼ばれるべきだと思うしィ。<br />
和泉式部姉が植えたのよぉ〜。　『軒端の梅』って名前つけたんだけどぉ〜　」<br />
とか、なんとか話ははずんだのですが、「あたしってぇ〜　この花に住んでるのォ。」<br />
なんて言い出すかと思うと間もなく、その姿は夕日に紅く染まった梅の木陰に隠れて見えなくなりました。<br />
<br />
和泉式部と申しますと　『あらざらんこの世の外の思ひいでに 今一たびの逢ふこともがな　』　の歌で<br />
お正月にお目にかかる、百人一首の、あの、、、、　そうでございます。　あの、和泉式部。<br />
そりゃぁ、まぁ　恋に生きた情熱的な平安の歌人でございますよ。 <br />
そうは聞いても、生地、没地も定かではありませんし、岩手やら、福島なんぞにも<br />
ご縁があるというようなことを小耳にしたこともございます。<br />
どんな方なんでしょ。<br />
最初の御夫君橘道貞さまが、和泉守でいらっしゃったので、和泉式部とお呼びしておりますが、<br />
お美しかったんでしょうねェ。　冷泉天皇の皇子さまとの身分違いの恋、その弟君からの求愛。<br />
それから、中宮　藤原彰子さまの女房として出仕、そしてご再婚。　晩年はどうされたのでしょうか。<br />
<br />
お坊様は兎にも角にもお経をお挙げなさることがお仕事とばかり、軒端の梅のもとでお経を読まれ<br />
だそうでございます。<br />
すると、アニ　ハカランヤ、図った通りに　和泉式部の姿がお出ましでございます。<br />
「私、まぁ、色々ございましたけれど、歌を詠んだ功徳で歌舞の菩薩となりましたのよ。<br />
今はこの東北院に住んで居りますの。」　とかなんとか、おっしゃって…　<br />
お話しをなさっては舞をお舞いになるのです。　優雅とはこのことなんでございましょうねぇ。<br />
浮世とは少々別の世界でございます。どこからともなく、良い香りが漂うようで、<br />
梅の花の美しさと申すんでございましょうか。<br />
「わたくし、極楽の花の臺(はなのうてな)に帰りますわね。」　なんて、仰ったかと思うと…<br />
あぁ〜、　　お坊様の何とも言えないお心持…　　夢は覚めたのでございました。<br />
<br />
<br />
</font><br />
<br />
<font style="color:#CC0099; font-size:12px;"><font style="font-size:12px;">三余堂亭主主宰の玉謡会で研鑽を積まれた夫人が　矢来能楽堂での発表会の場で　<br />
この１年の準備を経て　能　『東北』を舞われる。　</font><br />
　　<font style="font-size:12px;">於　矢来能楽堂　10月15日　13:30頃から　能　『東北』　入場無料　ご来会歓迎　<br />
</font></font><br />
<br />
<a href="http://www.kanze.com/index.html" target="_blank"><font style="color:#669900; font-size:11px;">矢来能楽堂</a><br />
〒162-0805　東京都新宿区矢来町６０<br />
TEL　03-3268-7311　<br />
東京メトロ東西線「神楽坂」駅　２番出口（矢来口）より徒歩２分<br />
都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」駅　A1出口より徒歩５分　新潮社別館の裏手<br />
 </font><br />
<br />
</font><br />

]]>
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<title>千草に集く虫の音　(ちぐさにすだくむしのね)　</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/248.html" />
<modified>2011-10-01T02:13:33Z</modified>
<issued>2011-10-01T11:07:44+09:00</issued>
<id>tag:nogakusanpo.maya-g.com/displog/248.html</id>
<created>2011-10-01T02:07:44Z</created>
<summary type="text/plain">今夏は六月末からけっこうな暑さだった。三余堂では例年になく、蝉の抜殻をあちこちで発見。空っぽになった揚羽蝶の蛹もすっかり色あせたがまだしっかりと壁に固定されて、ひとつ、ふたつと　数えられる。      !!$img1!!           !!$photo3!!                         </summary>
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<name>nogakusanpo</name>
<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>案内望遠鏡</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="font-size:14px;">今夏は六月末からけっこうな暑さだった。<br />
三余堂では例年になく、蝉の抜殻をあちこちで発見。空っぽになった揚羽蝶の蛹もすっかり色あせたが<br />
まだしっかりと壁に固定されて、ひとつ、ふたつと　数えられる。</font><br />
      <a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/248-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/sam/248-1.jpg" alt="photo1" width="90" height="120" border="0" class="left" /></a>
           <br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/248-3.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/248-3.jpg" border="0" alt="千草に集く虫の音　(ちぐさにすだくむしのね)　"  width = "360" /></a>      <br />
                                                   <a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/248-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/sam/248-2.jpg" alt="photo2" width="120" height="90" border="0" class="left" /></a>
<br />
<br />
<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">飛蝗や揚羽の幼虫に、さんざん大そう贅沢な食の饗応をした夏でもあった。<br />
このひと月は秋の虫がその御礼にと毎夜美声を披露してくれている。　<br />
なんとも賑やかなこって…と思いつつも有り難いことだ。<br />
今年は特に　手を入れず鬱蒼とさせた庭をすぐそばに配することとなり、あらゆる虫の声を楽しむ。<br />
藪蚊に悩まされても、これほど色々の色音が車の騒音に負けずに耳に入ってくるのは なかなかで、<br />
蟋蟀はもとより、鈴虫、松虫、ツヅレサセ蟋蟀にヤブキリに、日が高くなってきてからはキリギリスと<br />
さも聞分けが出来ているようだが、スーイッチョがいないことだけが判る程度のこと。<br />
<br />
松虫は、昔はスズムシと呼び、鈴虫のことはマツムシと呼んだバッタ目コオロギ科の虫だ。<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あぁ　ややこしや 。<br />
主に生きた植物の上にいるというが、フレッシュから枯葉まで食すと云うし、虫の死骸などなんでも<br />
ござれの食いっぷりという。　「チンチロ、チンチロ、チンチロリン」 てな具合に鳴くことになっている。<br />
鈴虫も同じく、バッタ目コオロギ科。 触角がえらく長いので見つかれば判りそうなものだが、夜目が<br />
利かないと無理。　「リィーン・リーーン…」と繰り返した後　「リィィィッ、リィィィィッ…」と高く、美しく、<br />
鳴くのが鈴虫だと教えられた。　九月も半ばになり、松虫も鈴虫も、はたまた蟋蟀も一斉に鳴き叫ぶと　<br />
「リィッリィリリッ!!　リィッリィリリッ!!」「ピッピッリリッー!!」と鋭く神経を刺すような大音量となり　　<br />
　　『うるせぇ〜』と叫びたくなる。　　千草にすだく虫どもは必至なのだ。<br />
<br />
神様が出雲にお集りになる頃は、虫どもは力も尽きたのか、穏やかなその音に『聞分けをしようか』<br />
という気にもなる。　明け方、耳をそばだてるともなく聞こえてくるのは　「リィィィィッ、リィィィィッ…」と<br />
物憂げに謳う鈴虫や、「リ゛ッ、リ゛ッ、リ゛ィッ、リ゛ィーッ…」となく　ツヅレサセコオロギだ。<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、勝手に思う。<br />
ツヅレサセが鳴き出すと寒い季節が近づくので　『そろそろ冬着の繕い物を』　と思ったことから<br />
「綴刺せ」と呼んだとか。　「針刺せ、糸刺せ、綴刺せ」と聞こえるからだという。　聞こえるかぁ〜　。<br />
この虫、単にコオロギと呼んでいたこともあるようだが、コオロギは昔のキリギリスで、<br />
今のキリギリスは昔はハタオリで…、と、ごちゃごちゃとなる。<br />
お古い時代の話の時は心積もりがご肝心でございますな。<br />
<br />
キリギリスは、昼間、キリギーリスというか、ギスギスギー、ギィッギーとやや騒がしいので気づく。 <br />
　『 きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしき独りかもねむ 』　と百人一首で馴染みだが、<br />
キリギリスは夜は鳴かないので、これはコオロギの「コロコロ、コロコロコロッ」　というわけだ。 <br />
因みに　今のキリギリス、ハタオリは「きり、はたり、ちょう」と機織る音に聞きなされたのだろう。<br />
機織りの音はギィッーというばかりではなく、横糸を通す音、それを打ち込む音と様々である。<br />
虫の音の様を表すのに使われる「きり、はたり、ちょう」は　生活の音である。<br />
<br />
<br />
「面白や　千草にすだく虫の音の機織る音は　きりはたりちょう　<br />
　　　きりはたりちょう　綴刺せちょう　きりぎりすひぐらし　いろいろの色音の中に　<br />
別きて我が忍ぶ　松虫の声りんりんりんりんとして夜の声　冥々たり」<br />
「草茫々たる朝の原に　虫の音ばかりや残るらん<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　虫の音ばかりや残るらん」<br />
と　能　『松虫』で謡う。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
</font><br />

]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>連載小説</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/247.html" />
<modified>2011-09-19T14:59:57Z</modified>
<issued>2011-09-19T23:59:57+09:00</issued>
<id>tag:nogakusanpo.maya-g.com/displog/247.html</id>
<created>2011-09-19T14:59:57Z</created>
<summary type="text/plain">　　　三余堂が新聞小説のことを書いていますが、新聞小説といえばなんたって19世紀フランス。1836年に新聞の購読者数を延ばすための策として連載小説を掲載することにしたのがきっかけだったのですが、日本でもよく知られているフランス文学の代表作であるアレクサンドル</summary>
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<name>nogakusanpo</name>
<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>鵞毛庵能の花シリーズ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="font-size:14px;">　　　三余堂が新聞小説のことを書いていますが、新聞小説といえばなんたって19世紀フランス。1836年に新聞の購読者数を延ばすための策として連載小説を掲載することにしたのがきっかけだったのですが、日本でもよく知られているフランス文学の代表作であるアレクサンドル･デュマの「三銃士」や「岩窟王（モンテクリスト伯）」とか、バルザックの小説も新聞の連載小説でした。新聞の連載小説というジャンルが大衆化しているのはどうやら19世紀のフランスと日本が主だとか。<br />
<br />
　　　鵞毛庵が日本に戻ってすぐに、NHKで「三銃士」の人形劇が始まり、毎週、なんとなくワクワクして見ていたのは、まるで連載小説の続きが待ち遠しい気持ちそのもの。そして、その人形劇につられて原書も読み返してみました。よく映像化される「三銃士」や「鉄仮面」の物語は実は長い長い三部作の小説のほんの一部にしか過ぎず、新聞に何年にも渡って連載されていたのですから、ポケットサイズの本でも分厚い！　従って完全読破には至らず．．．　<br />
<br />
　　　などとグズグズしていたら、10月末からまたもや<a href="http://34.gaga.ne.jp/" target="_blank">「三銃士」</a>の新しいハリウッドの映画が公開されるではありませんか。<br />
<br />
<br />
　　　ダルタニアンと三銃士を取り巻く陰謀やら策略やら、物語はじゅうぶん知っているけれど、またちょっとワクワクしている鵞毛庵です。</font><br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/247-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/247-1.jpg" border="0" alt="連載小説"  width = "360" /></a><br />
<br />
物語は17世紀フランス。当時使われていたように羽ペンを削り、その頃に最も美しいとヨーロッパ諸国で賞賛されていたフランスのロンド（Ronde）という書体で　Trois Mousequetaires（三銃士）と書いてみる。<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">が、なぜか今宵、久しぶりに手にしているのは「鬼平犯科帳」。こちらは「オール読物」という雑誌に掲載されていた小説です。</font><br />

]]>
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</entry>
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<title>新聞小説</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/246.html" />
<modified>2011-09-11T15:11:59Z</modified>
<issued>2011-09-12T00:11:59+09:00</issued>
<id>tag:nogakusanpo.maya-g.com/displog/246.html</id>
<created>2011-09-11T15:11:59Z</created>
<summary type="text/plain">明治５年の創刊で 前島密企画の郵便報知新聞なるものがあった。創刊翌年から日刊となり、自由民権派の新聞に発展していったというが、健筆を振るった矢野竜渓が大隈重信と計らって明治１４年、この郵便報知新聞を買収社長に就任。　　後の報知新聞である。明治23年、矢野竜...</summary>
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<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
</author>
<dc:subject>三余堂月次</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="font-size:14px;">明治５年の創刊で 前島密企画の郵便報知新聞なるものがあった。<br />
創刊翌年から日刊となり、自由民権派の新聞に発展していったというが、健筆を振るった矢野竜渓が<br />
大隈重信と計らって明治１４年、この郵便報知新聞を買収社長に就任。　　後の報知新聞である。<br />
明治23年、矢野竜渓は自社新聞紙上にSF海洋冒険小説を連載した。<br />
これが、我が国での新聞小説の始まりという。<br />
当時の南進論の勢いが強くなっていた世情を反映した内容で、日本人一行が東南アジアの小国独立<br />
の運動に協力するという内容らしい。<br />
批評に対して、「エンターテインメント性も小説には重要」　と反論したという話があるぐらいだから　<br />
内容は推して知るべし。　しかしながら、森鴎外は『ロビンソン・クルーソー』にもならぶ傑作だとして<br />
擁護し、徳富蘇峰なども援護したため　「明治文壇史上、最初の文壇対大衆文学の論争」となったとか。<br />
<br />
とにもかくにも、矢野龍渓の「郵便報知新聞」が小説掲載を決断した明治19年よりこの方<br />
新聞連載小説は、読者獲得の有効な手段だったようだし、作家にとっては重要な作品発表の場。<br />
既存の名作といわれるものはほとんどが新聞の連載である。<br />
夏目漱石が社員作家として筆を執ったればこそ　あれも、これも、生まれた。<br />
だいたい、四書五経のような　君子が国家や政治に対する志を書いた書を大説といって、これに対し<br />
日常の出来事に関する考え、巷の話、空想などを書いた書物を小説と呼んだということである。<br />
坪内逍遙らによって作られたものとも言われているこの　『小説』　という言葉。<br />
　〜個人が持つ人生観などの主張を、大衆により具体的に分かりやすく表現する、小編の言説〜　<br />
という意味が込められていたらしい。<br />
識字率の高かった江戸時代には仮名草子、読本などはあったが、所謂近代小説が誕生したのは<br />
明治時代以降で、新聞小説の貢献は大きい。<br />
<br />
新聞の連載小説は何と言っても毎回の挿絵が出色だ。<br />
どんな立派な装丁で書店に並ぼうと、色刷りの口絵が何枚入ろうと、毎日の此の贅沢さには負ける。<br />
近頃は連載小説に沿って新聞社はサイトであらすじ、人物紹介、名場面集と銘打って挿絵を紹介する。<br />
いつからでも、どこからでも　話を享受できる。<br />
新聞受けの前に陣取っていなくても…　　間違って　資源ごみに出してしまったとしても…　<br />
まっ、差し障ることはない。この新聞小説が読者獲得につながる時代ではなくなった、ということだ。<br />
<br />
先月末、宮城谷昌光作　原田維夫版画の<a href="http://www.yomiuri.co.jp/book/sougen/" target="_blank">「草原の風」</a>が、読売新聞紙上で完結。全　５６２回。　<br />
作家が毎日の原稿を、画家が毎回の挿絵を新聞社に渡すごとく、毎日　眼鏡と鋏で切り抜く読者もいる。　<br />
編集された後漢の光武帝の物語　は壮大な長編小説として、そこに産声を上げたかのように<br />
来月には店頭に平積みになるだろう。<br />
</font><br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/246-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/246-1.jpg" border="0" alt="新聞小説"  width = "360" /></a><br />
<br />
<font style="font-size:14px;">いつか 新聞小説だったことを 切り抜かれた526枚が思い出させる。</font><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />

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<title>世の中安穏なれ</title>
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<modified>2011-08-31T20:31:43Z</modified>
<issued>2011-09-01T05:31:43+09:00</issued>
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<created>2011-08-31T20:31:43Z</created>
<summary type="text/plain">さすが　夜ともなると秋の虫の大合唱で、蟋蟀、鈴虫、轡虫、と賑やかになった。昼は昼で、蝉の声が響き渡る中、最後の産卵のためのアゲハやちょろちょろ出てきたコオロギと季節の移り変わりを垣間見る。玄関先の鉢にチョンチョンと動くものを見つけた。 どうも おんぶバッ</summary>
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<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>案内望遠鏡</dc:subject>
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<![CDATA[ 
<font style="font-size:14px;">さすが　夜ともなると秋の虫の大合唱で、蟋蟀、鈴虫、轡虫、と賑やかになった。<br />
昼は昼で、蝉の声が響き渡る中、最後の産卵のためのアゲハやちょろちょろ出てきたコオロギと<br />
季節の移り変わりを垣間見る。<br />
<br />
玄関先の鉢にチョンチョンと動くものを見つけた。 どうも おんぶバッタらしい。<br />
バッタというと　ツンツンとしたイネ科の植物について　跳ねまわるような気がしていたが…<br />
ちいさな　美しい黄緑の身体は鉢のバジルの葉を食料にしているようで、食卓に上がった気配のない<br />
このハーブは　日に日に葉数を減らしている。<br />
<br />
おんぶバッタは、シソ科もキク科も何でも食すというから、摂りつかれたら諦めて、食いっぷりを看る。<br />
すぐ傍の柑橘類の葉が、これまた無残な姿を曝け出して、アゲハチョウの幼虫を飼育している。<br />
今年何度目の産卵かと思いつつ、まぁ、住宅、食料ともに難儀なのであろうと、今回も提供。<br />
これでは　いつまでたっても、花も実もつくことはあるまい。　多分、来年も散々食い散らしに来て大きな<br />
いも虫になり、どこかで　蛹から蝶になる。<br />
バッタもバッタで　“有難うござんす！お世話になりやした！”　と、仁義を切ったって罰は当たらないものを。<br />
食いつくせば さっさと移動であろう。<br />
どうも、キチキチキチッと音をさせて飛ぶ細長いバッタは　所謂ショウジョウバッタというやつらしい。<br />
これがイネの大敵。別名　ショウリョウバッタとも。<br />
旧盆の時季になると姿を見せ、精霊流しの船に似ているので精霊バッタと言われるとか。<br />
まぁ、三余堂で蝶や飛蝗に多少の宿を貸したからとて…　　安穏なものである。<br />
</font><br />
<br />
   <a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/245-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/245-1.jpg" border="0" alt="世の中安穏なれ"  width = "360" /></a><b> <font style="font-size:11px;">食いも食ったり　飛蝗にいも虫</font></b>  <a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/245-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/245-2.jpg" border="0" alt="世の中安穏なれ"  width = "360" /></a><br />
                             <br />
<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">今、「世の中安穏なれ」のテーマで<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php" target="_blank">鵞毛庵が小作品を発表</a>している。<br />
平安時代末期に頻発した災害や戦乱は終末的な想いを世の中に広げ、多くの人々が救いを求めていた。　<br />
この｢世の中　安穏なれ｣は、親鸞聖人が、不安と争いの時代に、人のめざす道を示した言葉だった。<br />
　　<font style="font-size:12px;"><b>仏の御恩をおぼしめさんに、御報恩のために、御念仏こころにいれて申して、 世のなか安穏なれ、<br />
　　仏法ひろまれとおぼしめすべしとぞ、おぼえ候ふ。　</b></font><br />
仏のご恩を思って、心を込めて念仏し、世の中が安穏であるように 仏法が広まるようにと　思われよ！<br />
と、親鸞は述べている。<br />
宗祖の750回大遠忌を迎える　浄土真宗西本願寺派が掲げたスローガンが、この「世の中安穏なれ」。<br />
<br />
<br />
浄土宗宗祖法然上人は800回忌、浄土真宗宗祖親鸞聖人は750回忌　とのことで、昨年あたりから<br />
関連事業が盛んである。　それぞれの宗派は勿論、出版界、演劇界など、各所で大遠忌、大遠忌と<br />
目にすることが多い。　世情が混迷した時代に求められた万人の救済は　法然、親鸞の教えが　<br />
多くの人々に受入れられ、今日に至っている。　　　<br />
来月は国立博物館で<法然上人800回忌・親鸞聖人750回忌特別展<a href="http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1404" target="_blank"><br />
「法然と親鸞　ゆかりの名宝」</a> が開催される。<br />
今の社会事情を想うと　より深く感じ、学ぶところも多い両上人の大遠忌だ。<br />
<br />
地球規模の天変地異を感じ、世界中で社会情勢の不安に慄く日々。<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世の中が安穏であって欲しいと　願わぬ者はあるまい。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />

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</content>
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<title>世の中安穏なれ</title>
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<modified>2011-08-29T00:37:04Z</modified>
<issued>2011-08-20T10:05:57+09:00</issued>
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<summary type="text/plain">　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!!$photo1!!29日からグループ展に参加します。29日から銀座のあかね画廊にて。中央区銀座4-3-14　筑波ビル２F　　（並木通りです）今回のテーマは親鸞聖人の「世の中安穏なれ」''Peace and tranquillity prevail throughout th</summary>
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<dc:subject>鵞毛庵能の花シリーズ</dc:subject>
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<![CDATA[ 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/244-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/244-1.jpg" border="0" alt="世の中安穏なれ"  height = "240" /></a><br />
<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">29日からグループ展に参加します。<br />
<br />
29日から<a href="http://www.akane.com/index.htm" target="_blank">銀座のあかね画廊</a>にて。<br />
中央区銀座4-3-14　筑波ビル２F　　（並木通りです）<br />
<br />
今回のテーマは親鸞聖人の「世の中安穏なれ」<br />
<br />
<font style="font-size:18px;">''Peace and tranquillity prevail throughout the world''<br />
<br />
''Que la paix et la tranquillit&eacute; pr&eacute;dominent partout dans le monde''</font><br />
<br />
その他、蔵書票展に出品した作品や、巴里際の作品も合わせて展示します。<br />
<br />
小さい作品を沢山だしますので、是非お出かけください！<br />
<br />
ただ今、制作奮闘中につき、とりあえずお知らせまで。<br />
<br />
<strike>また、後ほど詳細等更新します</strike>！</font><br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/244-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/sam/244-2.jpg" alt="photo2" width="91" height="120" border="0" class="left" /></a>
<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">鵞毛庵は29,30,31日と最終日の9月4日に在廊しています。</font><br />

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<title>楠</title>
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<modified>2011-08-13T11:32:15Z</modified>
<issued>2011-08-12T00:02:13+09:00</issued>
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<created>2011-08-11T15:02:13Z</created>
<summary type="text/plain">隣家との境に楠があった。この楠、どう考えても鳥の種子散布によるものだ。中途半端な場所で、誰に顧みられることなく、葉を茂らせるまで気付かれずに育った。　毎年6月頃淡い黄緑色の小さな花が咲く。これまた、ひっそりと。しばらくすると黒い翅に青緑色の帯を貫いた蝶が...</summary>
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<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
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<dc:subject>三余堂月次</dc:subject>
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<![CDATA[ 
<font style="color:#000033; font-size:14px;">隣家との境に楠があった。<br />
この楠、どう考えても鳥の種子散布によるものだ。<br />
中途半端な場所で、誰に顧みられることなく、葉を茂らせるまで気付かれずに育った。　<br />
毎年6月頃淡い黄緑色の小さな花が咲く。これまた、ひっそりと。<br />
しばらくすると黒い翅に青緑色の帯を貫いた蝶が舞う。<br />
ひらひらと　植栽の間を飛び回り、つくばいの水を飲む。　そして、何処ともなく消えていく蝶。<br />
これがアオスジアゲハ。<br />
幼虫はクスノキの葉で育つ。　どうも蛹で越冬しているものもあるらしい。<br />
しっかりクスノキの葉に紛れた蛹は　何処にいるのやら　目を凝らしてもなかなか見つからない。<br />
が、確実に毎年　黒地に美しい瑠璃色のスジが　緑の木陰を行き来する。<br />
<br />
本来　楠は樟脳の香りがすることになっている。　<br />
<font style="color:#0099FF; font-size:11px;">境界にそびえた木に芳香があったなら気付いたというものなんだが。</font><br />
<font style="color:#000033; font-size:14px;">そう、季節の変わり目に引っ張り出された衣類の香りがそれだ。<br />
樟脳はクスノキの枝葉を蒸留して造られ、防虫剤や鎮痛剤だった。<br />
箪笥で活躍の白く透明な砂糖のような結晶を口に入れたらイケない！と厳しく言われたものだ。<br />
口に入れたら相当な毒だと、子供ながらに叩き込まれた。<br />
防虫効果があるし、たいした世話もせずどんどん大きくなる楠は家具や仏像に使われていた。<br />
虫害や腐敗に強く、古くは船の材料として重宝されていたという。<br />
古代、丸木舟の材料として使われていたようで、古墳時代の舟も出土しているそうな。<br />
室町から江戸時代にかけては、軍船の材料になった。<br />
現在は街路樹として活用されることも多いので、アオスジアゲハも都市周辺でひらひらとする訳だ。<br />
<br />
樟脳舟をご存じだろうか。<br />
樟脳を小さくカットして船尾に付けたセルロイド製の小船を水面に浮かべると、<br />
後方の水面に樟脳の成分が拡がって、前方に船が進む。<br />
縁日の露店等で　金魚すくいの水槽に　赤や青、ピンクや黄など、セルロイド独特の色が<br />
水に眩く浮かんで、あちへ、こちへと　動く。水風船と金魚すくいとこれが　縁日の三大水槽物であった。<br />
表面張力の差によって動かしているなんて思いもよらず　ただ、ただ見入った。<br />
最近は見かけなくなった　縁日定番物だ。</font><br />
<font style="color:#0099FF; font-size:11px;">蛇足ながら、樟脳は1962年まで日本専売公社、現在の日本たばこ産業株式会社で専売されていたそうな…。</font><br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/243-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/sam/243-1.jpg" alt="photo1" width="120" height="90" border="0" class="left" /></a>
<br />
<br />
<br />
<font style="font-size:11px;">セルロイドハウス横浜館の栗原コレクションの樟脳舟</font><br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/243-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/sam/243-2.jpg" alt="photo2" width="120" height="89" border="0" class="left" /></a>
<br />
<br />
<font style="font-size:11px;">しゅらしゅしゅしゅッ。</font><br />
<br />
<font style="color:#0099CC; font-size:11px;">画像はクリックすると大きくなります。<a href="http://blog.goo.ne.jp/celluya/e/a487de1cfdfaecacbce4cef44bd88c43" target="_blank">セルロイド・ドリーム</a>から提供していただきました。</font><br />
<br />
<br />
<font style="color:#000033; font-size:14px;">隣家との境の楠は香り何ぞすることもなく、茂る葉が窓に当たりそうで邪魔で仕方なかった。<br />
おまけに鳩だかヒヨドリだかが格好の新居とばかりに　引越しの挨拶もなく産卵したりして…<br />
別に頼まれた訳でもないが、気になるから二階の窓からそぉっ〜と　覗いて安否確認。<br />
結局どうなったのか、ヒナの記憶がないので　ダメだったのだろうか。<br />
が、アオスジアゲハは例年のごとく　ひらひらとしていたと思う。<br />
隣家の敷地のことだから何とも言えた義理ではないが、鳥の御蔭さまはいつの間にか　<br />
地上壱メートルほどの処で切られ　今は単なる杭と化している。<br />
しかし、黒地に瑠璃色の姫は今年もその姿を見せた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
</font></font><br />

]]>
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<title>かみの神様</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://nogakusanpo.maya-g.com/displog/242.html" />
<modified>2011-08-01T03:11:29Z</modified>
<issued>2011-08-01T07:36:58+09:00</issued>
<id>tag:nogakusanpo.maya-g.com/displog/242.html</id>
<created>2011-07-31T22:36:58Z</created>
<summary type="text/plain">今日から八月だが、梅雨のような陽気に障子は波を打っている。紙の文化だなぁと　その強さを確認するかのように触れてみる。子供なら指を無理やりに押し込むのだが。中国史上まれにみる名君といわれる光武帝が開いた後漢王朝。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</summary>
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<name>nogakusanpo</name>
<email>s-gokita@jcom.home.ne.jp</email> 
</author>
<dc:subject>案内望遠鏡</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://nogakusanpo.maya-g.com/index.php">
<![CDATA[ 
<font style="font-size:14px;">今日から八月だが、梅雨のような陽気に障子は波を打っている。<br />
紙の文化だなぁと　その強さを確認するかのように触れてみる。子供なら指を無理やりに押し込むのだが。<br />
<br />
中国史上まれにみる名君といわれる光武帝が開いた後漢王朝。</font>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<font style="color:#CC0000; font-size:10px;">というキャッチフレーズはいつも同じような気がするが　…　</font><br />
<font style="font-size:14px;">この後漢の、明帝の御代に登用された蔡倫という宦官がいた。　この人、皇帝三代ぐらいに仕えたようだが、何しろその頃のお家事情が複雑のようで、皇帝は成人するのかしないのか、君主交代劇が盛。<br />
ざっと２００年も続いたこの御代は、諸葛孔明なんぞで馴染の三国志の前の時代になる。<br />
で、ご存知福岡県は志賀島で発見された　あの「漢委奴国王」金印の漢がこの時代。<br />
時代の要請だったのか、科学技術の進歩というか、紙というものを開発したという。<br />
<br />
それまでは　物を書くって言ったって、木や竹を一定の大きさに切って束ねたものに書き付ける木簡や<br />
竹簡、又は絹布を使用していた。　かさばるワ、重いワ、持ち運びには不向きだワ　…　で、そのうちには<br />
朽果てるし、絹は絹で非常に高価。　とてもとても　大量に書写材として使うのは不向き。<br />
記録が仕事の役人にとっては実に不合理だった。　孔子様の教えを書き付けて置かないと忘れてしまうし、<br />
文化を担う坊様だって　お経の一つも したためなきゃぁならない。<br />
<br />
そこで、蔡倫という有能な官吏が御指名に与った。　　　『　かみぃ　つくれぇ〜　！』<br />
樹皮や、麻などの植物繊維を原料として　それまでの製法技術を改良したのが「蔡侯紙」と呼ばれる紙。<br />
切り刻んだ樹皮などを水で洗い、草木を燃した、灰でぼろを煮たりして、石臼で砕き、陶土や滑石粉などを<br />
混ぜて水の中に入れ簀の上で漉いたそうだ。<br />
<br />
雪のちらつく冷たい朝、水の中の入れ簀を前後にゆする名人。<br />
繊細な紙漉き職人の工房の一角には蔡倫を祭り、精進潔斎して仕事に臨む職人の姿がある。</font>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<font style="color:#CC0000; font-size:10px;">　これはあくまでも我国の和紙製作の話だか゛…</font>　　<br />
<br />
<br />
<font style="font-size:14px;">なんたって　蔡倫は紙の神様。<br />
紙は木と水を繋ぐ神聖なもので、中国でも仕事前に香を焚いて祈る姿が　ヒストリーチャンネル<br />
『絹の道、紙の道−文明の礎二千年−　ＭＢＣ＋ＭＥＤＩＡ製作　　』で画面に映し出していた。</font><font style="font-size:14px;"><font style="font-size:14px;">軽く小さくなる紙は文化の伝達速度を格段に上げていった。<br />
後漢代のみならず全ての時代と、すべての地域に多大な影響を与える2000年に及ぶ紙の旅路だ。<br />
製紙の技術は大陸から、アジア諸国へ 言葉や仏教、儒教を広める原動力になったし、<br />
西方への文化の橋渡しを担った。　そして、電子化がいくら進もうとも、今の私たちは享受している。<br />
<br />
<br />
有難くも、障子に指でそっと穴をあけたり出来るのは紙なればこそ。</font>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<font style="color:#CC0000; font-size:10px;">化学繊維を漉きこんだもので穴はあかねぇ…<br />
</font><br />
</font><br />
<br />
<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/242-1.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/242-1.jpg" border="0" alt="かみの神様"  height = "240" /></a><br />
<br />
<br />
古代エジプトではパピルス（カヤツリグサ科）からパピルス紙を作って文字を書いており、輸出品としても重要だった。しかし、政治的な事情からペルガモン王国への輸出を禁じたため、ペルガモンでは動物の皮から作る羊皮紙が発展、やがてパピルスの衰退を招き、ヨーロッパは羊皮紙が主流に。　ヨーロッパで紙が製造されるようになったのは１２〜３世紀からで、イタリアが中心となった。<br />
<br />
中国からイスラム圏に紙が伝来するのは8世紀になってからで、それによりパピルスの製造や使用が完全に衰退。<br />
近年ではエジプト土産のひとつとして製造されている。このパピルスは鵞毛庵がお世話になっている日本橋の小津和紙の玄関の鉢植え。<br />
<br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<a href="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/242-2.jpg" target="_blank"><img src="http://nogakusanpo.maya-g.com/img/242-2.jpg" border="0" alt="かみの神様"  width = "358" /></a><br />
<br />
画像は現代のパピルスに鵞毛庵がブルトン語の歌をケルト文字で書いてみた作品。その詳細はいつかどこかで．．．．<br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br />

]]>
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